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旅芸人の友達


記事No.118  -  投稿者 : コウヘイ  -  2011/07/07(木)11:59  -  [編集]
あれは中学校3年生の秋。
もう遙か昔の話だし、なんでいまさらっておもうけど、
やっぱり忘れられないし、恥ずかしながらいまも思い出してしまうお話です。
私のクラスに、新入生が入ってきました。佐藤君です。
彼は、町の温泉ホテルに公演にきた、いわゆる旅回り一座の息子でした。

短い間しかクラスにいないと聞いていたのですが、
彼と偶然隣の席になった私は、
数学の問題を教えてあげたことをきっかけに親しくなり、
ある日、放課後に、彼が滞在している温泉ホテルへ、
勉強を一緒にするということで、遊びに行ったんです。

佐藤君は身長は高いほうで、髪は短髪で二重。
なにより、素晴らしい体つきをしているのが、服の上からも判りました。

温泉ホテルへいってみると、
予想に反して、彼の部屋なんて無し。
一座の皆さんと、雑魚寝のような状態でした。
せっかく遊びにいったのに、なんだか話も弾まない感じだった時、
佐藤君のほうから、
「そうだ。今なら温泉だれもいないから、温泉で遊ぼうよ」と
言って来たのです。
風呂に入るなんて考えてもいなかったのでちょっと困ったんですが、
彼に言われるまま、
一緒に温泉に入ることになりました。
清掃が終わったばかりで、まだ営業前のような温泉で、
誰もいません。
脱衣所へいくと、佐藤君がいきなり、パンツ一枚の裸に。
こっちはもうびっくり。
それは、彼の身体が、余りにも素晴らしかったからです。
中学生離れした筋肉。太い首。肩幅。胸板。それでいて、身体は引き締まって
腹筋が割れている。
「すごい身体してるね」と、思わずいってしまったら
「俺、勉強できないから、自慢できるのは、身体しかないから」って
笑うんです。そして、笑いながら、隠すこと無くパンツも脱ぎました。
「二人っきりだし、隠さないでいいからラクだね」と彼。
そのあけっぴろげな行動に、もう、びっくりしてしまいました。
私も仕方なく裸になり、風呂へ入りましたが、
こっちは貧相なやせ形タイプ。恥ずかしくなりましたが、
彼は「お前、ガリガリだなあ」といって大笑い。

彼はとにかくあけっぴろげで、
洗い場で、逆立ちしてくれたり、腕立て伏せしたり、
時代劇の芝居を見せてくれたりと、
裸で、いろんな格好をしてくれました。
そのたびに、包茎のモノが、ゆらゆらと揺れます。大きくはないんだけど、
全く隠さないので、逆に、すごいなあと思いました。
その夜から、私はもう、彼の身体が忘れられなくなってしまって・・・。
聞けば、実はかれは2年も留年していて、私よりも二歳年上でした。

結局私は、勉強を教えてあげるといっては彼のところへいき、
5回くらいは一緒に温泉に入ったでしょうか。
3週間ほどしたある日、
例によって、また彼のホテルへ遊びにいったところ、
彼が突然、明日で転校することになったから、と告げたのです。
私はもうびっくり。
短期間で移動するとは聞いていましたが、まさか3週間で町を離れるとは
思ってもいませんでした。
ショックを受けていると、彼がまた、「最後になるから、また温泉はいろうぜ」と
誘ってくれました。
湯船に浸かったものの、すっかり気落ちしている私に、彼は
「俺なんか、転校ばっかりだから、もう慣れちゃったよ。だけど、こんなに悲しがって
 くれる奴がいるなんて久しぶり」といってくれました。
「佐藤君の身体見て感動して、僕も鍛えようかなって思ってたのに」と告げると、
彼は、「これで見納めだかからな」といって、
しっかり身体を見せてくれました。
前屈伸して、尻の穴まで見せて、笑ったりしてくれました。

そのあと、「記念にションベンだ!」と彼が言い出し、
洗い場で一緒に立ち上がり放尿しました。
包茎の彼のモノから、尿が勢いよく飛び出すのをみながら、
とてつもない寂しさを覚えました。
それで終わりです。
何をしたわけでもないんだんだけど、あの、あっけらかんとした笑い顔と、
素晴らしい身体が、もう何年も経ってるのに忘れられません。
彼の一座について、ずいぶんたってからネットで調べたけど、ヒットなし。

今頃何してるのかなあ。

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