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元ゲイビモデルと


記事No.380  -  投稿者 : オヤジ手前  -  2014/01/23(木)12:04  -  [編集]
他の投稿に刺激され書いてみたいと思った。
俺はアパレル関連の店長をしてる。普段は事務仕事が多く、店頭にはあまり立たないのだが、その日は社員が休みローテーションが組めず、来客が多くなる午後からはずっと店頭に立った。
バイトの子も来たが、まだ日が浅く接客のフォローに入る事が多い。そんな中、何となく見たことがあるような青年が服を選んでた。バイトの子が声を掛けられ接客を始めたのだが、しばらくして俺にSOSを出して来た。
バイトに代わり俺が接客を始めた。何処かで見たことがある、そう思いながら接客をした。
ビジュアル的には綺麗と言える。何処で会ったのか?と思いながら接客を続けた。彼が気に入ったジャケットだが、店頭にも在庫にもサイズが無く、他店の在庫を当たりようやく見つけ出した。
嬉しそうに微笑む。スラリとした身体に整った顔立ち。
ゲイの俺に取っては超好みでもあった。取り置きをするために住所や氏名を用紙に記入してもらった。話をする口調も、パッと見は今どきな感じだが、しっかりした感じと人の良さそうな雰囲気も感じた。
何処で会ったのか?わからないままに、電車に乗り帰宅してる途中でハッと気付いた。
家に帰ると直ぐにテレビラックの引き出しを開ける。あまり買わないのだが良さそうだと思ったDVDを見る。そうだ、この子だよ。間違いない。
何本かに出演してるその彼に間違いないと確信した。
取り置きした服を彼が取りに来た日の事。
俺「Kさん、来週からセール何ですが、良かったら特別に幾つか取り置きしましょうか?。」
K「ホントですか?良いの?」
俺「Kさんのサイズってなかなか無いでしょ、せっかく当社のブランド気に入って頂けたのですから、その位の事はさせて頂きますよ。こんな感じとかどう?…」
K君ともっと近付きたくて俺は特別待遇を申し出た。
喜んで帰って行くK君だった。
其からK君がまた来店した。
K「凄い、良いの沢山用意してくれたんですね。」
俺「ナイショですよ。Kさんはしかしスタイル良いですね。モデルか何かしてる?。」
K「学生ですよ。」
俺「そうなんですかぁ、しかしかっこいいですよね。」
K「そんなに誉めないで下さい、自惚れちゃいますよ。」そう笑って言ってた。
K「店長のセンスのお陰です。これからも甘えて良いですか?」
俺「是非とも。」
そんなやり取りが数回あって、何度目かの来店の時だった。
俺「せっかくだから、いつか食事でもどう?。」
K「えっ、僕も店長とゆっくり話をしてみたかったんです。」
そんなこんなで食事に行く事になった。
俺「アルバイトしてるの?」
K「はっ、はい」
俺「じゃ無きゃ服代大変でしょ、何処でバイトしてるの?良かったら俺もお客さんになるよ。」飯を食い酒を飲みながら会話が弾んだ。
K「えっと…店長さんは行く様な所じゃないですよ」
俺「えっ、そうなの?ひょっとしたらホストしてたり?」
K「僕、その…まぁそんな感じです。」
俺「店の名前は?」
K「えっと…まぁ…良いかっ、〇〇って所です。」
俺には分からないだろうって思ったのか、店の名前を言ってくれた。俺は直ぐにウリしてるんだって分かった。
和やかに飲み食いして別れると、早速に店を調べた。顔は一部修正があるが彼、K君だと分かった。俺は早速に店に連絡をして、K君の出勤日を確認し予約を入れた。最初は店の個室だった。俺が行くとK君はビックリした顔をした。そりゃそうだろう。
俺「驚いた?」
K「驚いたも何も店長さんじゃないですか〜!」
俺「実はね、店に来てくれた時からひょっとしたらって。K君が出てるDVDも持ってたりして」
K「マジっすか〜恥ずかしいな〜、僕って分かってたんですか〜、まさか店長さんがそうだったて、知らなかったし〜!」
俺「ごめん、ごめん。」
K「嬉しいです。僕、あんなに優しくしてもらった事なかったし、店長さんが取り置きしてくれてるの良いし、店長さん憧れてたんです。」
俺「今度からK君のお客さんにもなるよ。嫌だったら良いけど」
K「嫌だ何て言いません」
其から何度かリピして、K君は大学卒業と共に就職。店は違うが俺の口利きで入社し、そして俺と今は同棲中だ。
俺「もうオヤジ手前だけど良いの?」
K「だから良いの」

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作者  オヤジ手前  さんのコメント
ネット社会になり、未だにK君の動画もたまに出て来る。
若気の至りとはいえ、ゲイビモデルってのも考えものだ。