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ラストと書いたのに…
記事No.391 - 投稿者 : タクミ - 2014/04/17(木)16:13 - [編集]
タクと暮らし始めて1ヶ月半になる。タクの見た目とは違う不細工さとイケメンさの両方を俺はいつも見てる。
出掛ける時にはイケメンになる。元々、ビジュアルは良いのだから、決めて黙っておけばイケメンには間違い無い。 いつも一緒に買い物に行く。タクはたまにしか喫煙しない。 俺は愛煙家だけに、喫煙場所があると向かう。 喫煙してるとタクが誰かに声を掛けられてた。 タク「ホストのスカウトだって!やんないよー。」 俺「でもさー、あのスカウトマンってホストっぽく無いぞ、実はゲイビのスカウトじゃないか?」 過去にスカウトされて出演した経緯のあるタクだ。 タク「あっ、そうかも…」 俺「またやる?」 タク「絶対やんない!もう嫌だよ。」 タクは言ってた。どうしてこんな事までしないといけないんだって事までする。金の為と思ってやったけど後悔してる。 まぁ、不細工なタクとは良いながら、ビジュアル的にはどんな姿でもイケメンではある。 そんなタクが俺と歩く事も拒まない。どう見ても俺の方がかなり上。過去にゲイビ出たりしたけど、今はただのオヤジなり掛けだ。 それなりに気を使ってはいるが、年齢差は縮める事は出来ない。 そんな俺とタクはやたらと距離が近い。 色んなやつと付き合って来たが、こんなに距離が近いやつは居なかった。てか、ゲイである事を隠そうとする事から、普通にノンケ達が戯れてる事すらしなかった。 やはりタクは極めてノンケに近いのか?全然意識をしないで接してくる。 休みの日、タクと行き付けの店に行く。店員はどう思ってるのか?気になるくらいにタクは身を寄せて来る。 一つ一つが驚きだが、タクのいい加減さが俺を楽にする。 注文し商品が無ければ取りに行くのだが、勤務時間が長いタクは休み以外には不可能。結局は俺が受け取りに行くのだが、俺が行く事を拒まない。 どう考えても俺が行く様な店では無い。ゲイカップルか親子、歳の離れた兄弟、何れかにしか思われない。 前に付き合ってたヤツがやたらめったら気にするヤツだった。 俺が支払いしてやる時は、レジから遠く離れた所で待ってる。場合によっては店から出るまで他人のふりしてた。 タクは全く気にしない。今どきの子と言ってしまえばそうなのかも知れない。 久しぶりにバス移動した。席が1つしか空いてなく、タクは俺に座らせてくれた。しばらくは肘掛けに腰を乗せてたが、スマホの画像を見せる度に寄りかかってたが、隙間に座り込んだ。 タク「座れる座れる。」 1人掛けのシートに密着して座った。人目を意識してる自分がバカらしくも思える。 何もかもが普通にしてる。スーパーに行っても、堂々とこれ食べようよと言う。 ある店で「仲の良いご兄弟ですね。」と言われた。 行き付けになりつつある店だ。 俺「カップルかも知れないよ」 そう言ってみた。 店「すごく頼られてる感じで、カップルって感じじゃないですよ。」 うーん、喜ぶべきか… 一件だけじゃない「ご兄弟仲良くてうらやましいですね。」と言われる様になった。 俺もノンケっぽいと言われる。そのせいか?どうなのかはわからないが、今どきの子のタクと居るからか、気にしてた自分がバカらしく思う。 今どき風の二十歳の子とこんな風に生活が出来るのはタクだからだと感じる。 周囲を気にしてばかりのヤツと付き合ってた分、俺自身もタクと行動する事で抑え続けていた事を出来てる。 スリムな筋肉質で売ってたタク、売る為にジム行ったりしてた様だが、今は仕事で精一杯となり、更に俺が作る飯が旨いらしく、腹筋の割れ目がなくなって来た。 ゲイビファンの書き込み、出演リクエストも多かったタクの実態を俺は毎日見てる。 今日も俺のパンツを履いて出掛けて行った。俺はタクのパンツを履いてる。お揃いで買ったネックレスとリングはいつも付けてる。 今朝もシャワーして出てくるとパンツ一丁でウロウロ。最近は俺も意識せずに、タクのモッコリを握ってやる。 俺より先に出掛けるタク、洗面所で髪の毛を整え、イケメンのタクに変身する。そのタクをおもいっきり抱きしめる。 愛されてる喜びをタクは笑顔で受ける。 タク「今日も頑張る!」 俺「頑張って来い!」 労働時間が長い上に閉店したあとに、練習が待っているがタクは頑張ってる。 そんなタクに弁当を渡し送り出す。タクは嬉しそうに弁当を持って出掛ける。 タク「今晩ちゃんと飯、置いといてよー!ガッツリ食べる!」元気良くタクは出掛けた。 そんなタクが可愛くてたまらなくなった。 俺もタクによって普通に周囲を意識し過ぎないで過ごせてる。 全然ゲイ意識しないタクに驚かされたが、何もかもが普通になってる。 朝飯を準備してると1度タクは目を覚ます。しかし安心したかの様にまた眠る。 起きないといけない時間になると俺は「こらっ!いつまでも寝てると犯すぞ!」と布団に手を入れ朝ダチを握ってやる。 どんなに仕事で疲れてても、まだ二十歳のピチピチ青年だ、ここしばらく抜いてなかったのもあり、しっかり夢精していた。 俺「定期的に抜いてやるよ!」 タク「うん…夜はしんどいけど、休みの日に…」恥ずかしそうにタクは言った。 やっぱりまだ若い! 無防備に眠るタクをゲイビの様に、そしてウリ専で遊んでた時のように、強引にでも突っ込んでみたいと思うが、ありのままのタクを見て、俺の事をここまで信頼してくれるタクがいとおしく、むやみやたらな遊び感覚ではいけないと思って来た。 俺の作る物なんて大したこと無いのに、嬉しそうに食べるタク。弁当が嬉しいらしく、喜んで持って行くタク。俺も遊び感覚ではなく、真剣にタクに向かい合い、タクの気持ちを大切にしてやりたいと思う。 金を出させる為だけじゃない、どんな時も一緒に行こうとタクは言う。 タクの親以上に、俺はここ最近のタクの全てを知ってる。 時にはタクの親代わりもする。親以上の事をタクにしてるだろう。俺は帰らない方が良くない?と聞いてみた。普通に考えれば、親もウザイ存在に感じる年齢だ。 タク「帰って来て!帰って来なさい!。」 タクはそう言って俺にメールをしてきた。 俺「良いの?連れ込まなくて」 タク「僕は愛されたい!タクミさん居なきゃ嫌だよ。」 タクはそう言ってメールを返信して来た。 タクが一番欲しかったもの、探してたものが愛、俺が今タクにしてる事。 タク「必ず楽させて上げるからね。絶対に色んな所に行こうね」 俺「結婚は?タクは結婚出来るだろ、女嫌いじゃないだろ。」 タク「しない、向いてない。」 両親の嫌な所ばかりを見て来たタク、愛情を注がれなかったタクには、今の俺の愛情を大切にしたいと言う。 可愛すぎる、こんな可愛いタクをどうして捨てたんだと思う。 確かにマイペース、自分勝手な所もあるが、違うだろと心から注意してやるとタクは実行する。 危なっかしい面も多々あるが、ウリ専も辞め金や物で無い、本当の愛をタクは感じてくれた。 いつか自分の店を持ち、俺をオーナーにすると言う。 目先じゃない、ずっと一緒に居て欲しい、悪い所は直すから教えてと言う。 可愛すぎるタクだ。 COPYRIGHT © 2014-2024 タクミ. ALL RIGHTS RESERVED.
作者 タクミ さんのコメント ラストと書いたのにすみません。sexの相性とかウマが合うとかじゃない、でも俺たちは愛し合ってる。タクの大切な相手となった。こんな付き合いもあるって事を体験談として伝えたく書かせて頂きました。
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