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恥ずかしいS


記事No.440  -  投稿者 : 岳人  -  2014/08/28(木)16:07  -  [編集]
すべて気のせい。そう思う事にしてトイレを出た。
途中の駅だがいつも利用する路線だ。何事もなく駅に到着した。
駅からは徒歩10分程度。いつも歩いての往復だ。
改札を出て駅前のコンビニに寄った。雑誌をパラパラめくり、一冊選び他の物を購入した。
全く気にもなって無かったのだが、ずっとつけられてる感じもして来た。ちょっと遠回りになるが、普段の道ではなく、違う道を曲がり曲がり帰った。
翌日も何もなく、普通に生活をしてた。数日した頃か?いつも利用する路線で今まで一度も痴漢されたことも無いのに、前回乗り換えした駅から股間を触られた。
降りる駅まではそんなに無い。しかしめちゃくちゃ混んでる電車の中、カバンを手で持たなくても良い位だ。カバンと股間の間に手を入れて来てる。勃起してるのは痴漢にしか分からないだろうが、雨降りの日だったから鬱陶しい上に鬱陶しい。
駅に着きヤレヤレと思いながらとりあえずトイレに向かった。
後をつけて来たとは知らず、便器の前に立ちチンコをもぞもぞしながら出した。沢山空いてるのにその人は俺の隣に立った。30代後半から40代?パーカーにジーパンで一見オタクにも見える。若干?だいぶ?太目の人。何となく俺の後ろに居た人っぽい。数日前にコンビニで俺をガン見してた人っぽい。小便したらだいぶ勃起も収まりった。終わって洗面器の前に行くと鏡に亡霊の様に立ってるのが見えた。
「さっきから何?」と内心思った。
「覚えて無い?」とその人は言って来た。
「えっ?」全く記憶に無い。
「〇〇公園」
公園は発展場になってて知ってるが、この人って?
「ここの駅いつも使ってんだ。最近〇〇公園で見ないから、どうしてたのかと思った。」
俺は知らないが、どうやら相手は俺を知ってる。
声を掛けられたり、亮介が現れるまでいじって来た人?。
貴方は俺を知ってても俺は貴方を知らない。
「いつもガキだけに掘られてたな。」
発展場で見た事を色々言って来た。他の人には好き膨大に触らせたりして、肝心要のプレーになると、この人達から見れば横取りされた感じになるのか?。
この人はわりと近所に住んでるのか?家族と出掛ける事は滅多に無いのに、両親と住んでる事を知ってた。つい最近、確かに両親と弟と法事があって出掛けた。
嫁いでる姉貴の事は出て来ないから、地元の人間では無いのだろうが、ストーカーかよと思う位だ。俺は発展目的で行ってた訳じゃないから正直ちんぷんかんぷんだ。しかしやたらと怖さも感じた。
発展場での俺は知ってる、お前も発展場に出入りしてる同じ穴の狢だろ!。そうも思うが、こいつは俺の親を知ってる。只でさえそろそろ結婚とか煩いし、男にケツ掘られてる何て言われたら…色んな事が頭を過った。
「脅してる?」
「そんな事しないよ。ただ仲良くなりたいからね。」
そんな事を言われても、タイプでも無いし俺には亮介が居る。
発展場に行ってたのは出会いややりたいからでは無い。
「見せたり触らせるの好きなんでしょ!」
嫌いと言えば嘘になるが、全て亮介あっての事だ。亮介に会えない今、遊んで無いとは言わないが、やはり亮介がいつも居る。不味いなー!。
「話しようよ、うちに来ない?」と誘って来た。
立ち話する内容じゃないし、関わらないで欲しいと思った。
何処に住んでるのかを知っておけばと思った。
「何処に住んでるの?」
「すぐそこだよ。」
駅から近いと言えば、ファミリー向けマンションか賃貸1ルームマンションがメインだ。
とりあえず改札を出てその人の後をついて行った。
俺んちがある方向とは違うが母親が使ってる商店街に近い所の1ルームマンションだった。
「何やってる人?」
「ショップ勤務」
「ショップって?」
「そんなの別に良いだろ!」
「別に良いけど。」
「お前が俺みたいなのタイプじゃないってわかってるつもりだけど、誰にでも触らせてるし見せてるから、そんな事くらいなら遊ばせてくれるんだろ。」
タイプじゃないってわかってるんなら声掛けるな!って思いながらだ。
「遊ぶ気が無くなったから行って無い。」


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