友達以上恋人未満でアキラの生活の応援者になったが、俺の中でアキラが好きだって気持ちがじわじわと涌いて来た。
嫌いだったらそこまでアキラの手助けして無い。友達や兄弟としての気持ちも強いが、恋愛的な感情も出てきた。sexしたいかと言ったら、そこまで極端にしたいとまでは言い切れない。しかしアキラも俺を信じて全てを打ち明けてくれたし、俺もアキラに対して隠し事も一切無い。アキラに恋し始めてる俺に気付いた。
無防備にパンツ一丁で寝てるアキラの唇を奪いたい。股間のもっこりを揉んでやりたい。そんな気持ちも出てくる。
美容師見習い期間、アキラは俺とほぼ同時に出かけ、帰るのは深夜の毎日だった。大変だったと思う。見てる俺ですら、当時のアキラは良くやってたと思う。
アキラの頑張りが俺を抑えた。
最初の２ヶ月くらいはアキラはオナニーすらする間が無かった。
20才の青年が抜かずに居る。毎日の様に抜く、sexが仕事だったアキラが、全く抜かないのだ。
半同棲と言っても一緒の布団に寝る訳ではなく、別に布団を用意して別々に寝てた。
ある俺が休みの日、アキラが出勤し洗濯をしようとアキラの布団を見ると、股間の位置にシミがついてた。更に下着には夢精をしたのだろう、既に洗濯機の中に丸め込まれてたパンツにべったりとシミがあった。
言ってくれたら抜いてやったのにと思った。
どうにもしてやれないもどかしさも感じた。言ってしまえばフェラくらいは出来ただろうが、俺は何も言えずに居た。久しぶりにアキラと休みが合った。日帰りだがプチ旅行に出掛けた。車を走らせ日帰り温泉を楽しみ、綺麗な景色を見たいと、気ままに車を走らせ細い道を走って行った。
かなり山奥にたどり着いた。これ以上は車では無理と言うところまで入ってた。
車を停めれるスペースを見つけ、徒歩で散策してると清流を見つけた。季節は夏に近付き暑さも出て来てた季節。
平日ってのもあったのだろう。人が全く居なかった。
最初は清流に足をつけて遊んでたんだけど、アキラは無邪気に上着を脱いで水の掛け合いになった。更にパンツ一丁どころか「誰も来そうに無いな」と言うとパンツまで脱いで、清流の中に入った。
「岳人、気持ち良いよ。」
「冷たいだろ！俺は良いよ。」
「岳人も入れよ！」
俺は…アキラが全裸で自然と一体になってる姿が美しいなって見てた。
「アキラめちゃくちゃ綺麗だな。写真か絵にしたい感じだ。」
「１枚なら良いよ！」
鞄の中から携帯出して、アキラの姿を撮らせてもらった。
「岳人も来てよ！」
俺はそんなアキラを見て勃起してた。
「俺は…」
「ひょっとしたら、俺見て？」
「そうだよ、悪いか！」
でも、アキラとやりたいとか、どうにかなりたいとかじゃない。本当にアキラがめちゃくちゃ綺麗だったし、色気って言うのか？男にこんな思いを持ってる自分に気付いた。
「今さら隠してても仕方ないだろ！」とアキラはあっけらかんと言った。
「お前みたいに堂々とは出来ないからな！」
アキラは俺の手を引っ張り俺を水にドバッと…
「これで脱ぐしかなくなった！」と笑いながら言った。
「どーしてくれんだ！」
「そこで乾かせとけ！」
パンツを渋々脱ぐと岩の上に置いた。
「あらら、まぁわかってたけど…これ…」
俺のチンコを見ながらアキラは言った。
「ゴメンな、俺がこんなんじゃ無かったら、岳人の恋人になれたのにな！」
複雑な思いだった。友達以上恋人未満で楽しんでたし、アキラに対して恋心と言うより、兄貴って言う気持ちも強かった。
たまに、アキラが出演してるDVDをおかずにしてる自分も居る。
DVDでは演技だし、金の為に掘られてる所を見せてる。アキラの出演したDVDの大半がウケだ。見た目のキャラからタチよりウケの方が絵になるのも分かるが、学生役で集団で先生役を犯すの以外はほとんどがウケ。
DVDに出てるアキラが俺だけの前で全てを露にしてる。
母親にそっくりと言うアキラ、確かに顔付きは女性にしても通用する。顔とは異なる、野郎っぽさとやんちゃさ、何処と無くエレガントっぽさも感じる、不思議な魅力を持つ。
そんなアキラに俺は恋し始めてる。
「岳人の事は嫌いじゃない。岳人が居てくれたから俺の今があるんだ。岳人は大切な相手。岳人とはずっと一緒に居たい。わがまま言ってるのわかってる。岳人に我慢させてるのも…だけど俺、仕事では出来たのにやっぱり無理なんだ。」
「わかってるよ。俺もアキラをほっとけないし、頑張って欲しいからな！」
「ゴメンな、でも、俺には岳人が必要な存在だし、本当に一生涯岳人と付き合って行きたい。」
アキラの気持ちも良くわかってて恋し始めてる俺、本当に複雑な気持ちでした。
無邪気になりアキラと水浴びして帰って来た。
精神面ではアキラとこれ以上に無く結ばれてたし、今でもアキラとは良い関係だが、当時はつらさもあった。
アキラと全く身体の関係は無いが、友達以上恋人未満を維持し、時々DVDをおかずにさせてもらいながらも、そんな自分に反省しながら、好きだと言う気持ちをごまかしてました。