オナニー見せるだけで３万。バイクの免許も取りたかったから１回位ならって軽い気持ちで引き受けたんだ。競泳パンツ履いて、電気アンマ使ったりしてオナニーの撮影した。そしたら男の人との絡みしたら５万って言う。しかも温泉でって言うんだ。お祖母ちゃんより父親の妹、伯母さんがめっちゃ厳しくて煩くて、家に居たくなかったのもあって次の撮影も引き受けた。専用露天風呂が部屋に付いためっちゃ良い部屋だった。露天風呂でオナニー見せて、そこで初めてバックを許したんだ。
めっちゃ死ぬかと思った。こんなのありって思った。動画配信サイトのゲイビだったんだけど、本当は俺はまだ１７才だったし、高校中退何て嘘！今になってみたら悪い事をしてたんだって思う。ただ、つらいのは俺は見た目より野郎系なんだけど、野郎っぽく見えないからって、動画サイトのはほとんどウケさせられた。そんな時に売り専を紹介されて、売り専で働く様になったんだ。売り専では１８才までは店だけでお客さん取ってた。
売り専と同時位に、街で某ゲイビ会社のスカウトあって、１８才になってからって言われ、誕生日過ぎた頃に連絡したら出演が決まった。この会社のはウケもタチも両方。学校は中退って事にしてたけど実は在籍。大人を騙し捲ってたな。お金必要だったから、売り専とゲイビで入学金とか安い車買ったりした。
しかし、当時付き合ってた彼女にバレたんだ。
モロに動画見られた。彼女ショック受けて大泣きをした。
まさか、自分の彼氏が男に犯されてるとは思いもしなかったが、現実に動画で残ってんだもんな。
終わっちゃった。その上に隠れゲイだった同級生からもいきなりコクられた。
コクられたと言うより脅迫と言った方が良いのかも。バラせば自分はゲイだって事になるけど、ずいぶんネチネチ言われたし、泊まりに来いって言われて、動画見せられて同じことを知ろって。
「だったらお前もゲイだってみんなに言うぞ！」って開き直って言うと、泣いて「フェラだけさせて」と言って来た。
「フェラ位なら！」そう思ったから許してやった。
高校卒業して専門学校に通い出してから1本だけ出演したが一応出演はそれが最後になる。
めっちゃつらかった。ゲイビは撮影の間だけ、しかし売りは時に一晩中。泊まりのお客さんで一睡もさせてくれない人も居た。
ゲイビ見たお客さんが、ゲイビの様にやれと注文して来る。出来なかったらビジュアルだけのヤツって言われて、批評の掲示板に散々な事を書かれた。
キモいお客さんも居る。美味しい話を持ち出し、更に要求をして来る人も居た。唯一、めちゃくちゃ優しくしてくれ、リピーターになってくれたお客さんが居た。やるばかりじゃなくて、旅行や食事に連れて行ってもくれた。
この人ならって思った。俺は愛が欲しかった。愛されたかったんだ。親にも誰にも愛されなかった。伯母さんが煩くて、お祖母ちゃんからも厳しく言われてた。誰も認めてくれない。俺は安っぽいヤツ。
そのお客さんだけはいつも俺の事を考えてくれてた。売り専が辛すぎたのと、授業の事などあり辞めた。
辞めた後、そのお客さんとだけ会ってた。
以前みたくピザの宅配のバイトにした。
しかし突然、そのお客さんからこれ以上付き合うと俺に迷惑が掛かるからと別れの話。
その人が居てくれたから売りしなくても、ピザの配達のバイトでやれてた。
戻る戻らない？迷ったけど金が要る。調理だけでなく栄養士の資格とか、他の勉強もしたかった。そうすれば追加金も要る。
再び今度はマッサージのスタッフとして面接を受けた。
売りとは違い、プレー無し泊まり無し。お客さんの要望があれば全裸で、シャワー一緒にしたり、触らせて上げる程度で良い。
これならって始めた。売りに比べれば安いがあの苦痛を味わうより良いし、他のバイトより給料は良い。
半年過ぎた頃の事。学校終わって街ぶらぶらしながら待機してたら、店から連絡が入った。初めて店を使うお客さんだってマネが言った。
どんな人？どうせオッサンで、サービスすれば過剰な事を言ったりして来る？。ピンポンってインターホン鳴ったからドア開けると、スリムな長身のオシャレな中年。
手には俺の憧れのブランドの紙袋。
「スーツ買いに行ってたんだ。」って優しい口調。
ブランドの話になって、全部そのブランドって言ってた。
すごく良い雰囲気の人だった。シャワー同伴は追加金必要なんだけど、この人なら良いかって気になった。「えっ一緒に良いの？」って言ったんだ。
ほとんどのお客さんが当たり前だろって事を言うから、そんな事を言ってくれる人が居るんだって思った。