友達の様に成れたらと思う事は沢山あった。
部活で合宿とかもあった。チンコ隠さずぶらぶらさせて風呂に入って来るのを見て「勇気あるなー！」何ていつも思ってた。
自意識過剰だったのかな？オカマーラ先輩は別として、誰かが見る訳でも無く、批評したりする訳でも無いのだが、普通にしとけば良いがそれが出来なくて、大勢で風呂に入るのも苦痛だった。
慶大が解剖されるの見て最初の芽生え的な事があったんだけど、俺には風呂に入ると言う大きな課題があった。
上半身を見せるのすら躊躇いがありました。
特に脇毛は小６頃から生えて来てたから、友達より早くあれこれ言われたりしたから、言われる事に抵抗あって嫌だった。
それがいつも頭の中にあって、自分がすごく嫌だったな。
普通に意識せず風呂に入ったり、タンクトップ着たり、友達の様に暑いからと上半身脱いだり出来たらどんなに楽だろうか？そんな思いで居た。
知らない人、関係無い人の前からって銭湯を探して行った。
しかもちょっと遠い、知り合いに会わないだろうと思う所。
脱衣場でみんな平気で脱ぎ、チンコ隠さずにタオル片手に風呂場へ行く。何故普通に出来るの？と疑問にも思う。
彼女と初体験し、ちょこちょこエッチしたりしてるのに…彼女も恥ずかしがりやで、真っ暗にしてエッチしてり、お互いにまともに裸体は見てない。エッチはしても見せる事も見られる事も無かった。やる事は早かったのに可笑しな事です。
中学の時に解剖され、勇治に見られたが、普通に友達の様に出来たらと思ってた。
ターザンとか見てあんなかっこいい身体になりたいとか思い始めた。
吹奏楽は文化系の部活に組み込まれてるが、腹筋やランニングで基礎体力作り、肺活量アップなどしてたから、それなりの体型だったが、胸とかは貧弱だったから、ターザン見てこんな感じの胸になりたいと思った。
トレーニング方法見ながら家でやってた。
銭湯で躊躇しながら服を脱いだ。パンツまでは脱げたが、普段はいつも腰巻きタオルしてパンツを脱いでた。
思い切り即座にチンコだけ手で隠してパンツを脱いだ。
ケツは出せたがやはりチンコから手は離せなかった。
１回目、２回目と何度か通い、５回目位だったかな？ようやく躊躇いながらも隠さずに浴場に向かえた。誰かに見られてる訳でも無いのに何を躊躇ってたのか？。
それが出来てから嬉しくなった。別に隠す必要何て無いんだ、良いんだって…自分にも出来るって気になった。
中にはチンコだけ押さえてる人が居たが、自分より下の子や色んな人が以前の俺の様にガチガチに防御してる様な感じでは無い。
銭湯から出てチャリの鍵を解除してた時だった。
「こんばんは！」と30〜40代？の人が声を掛けて来た。
「こ、こんばんは。」突然だったからちょっと戸惑った。
「学生？」
「は、はい。」
「大学生？」
ひょっとしたら補導員とかか？
時間も午後９時過ぎだし…
「そうです。」とりあえずごまかした。
背が高いだけで少し上に見られたりもしてた。
「いきなりごめんね。」
「いや、はぁ…」
「良くここ来るの？。」
「たまにです。」
「そうなんだ。背高いね、何センチ位あるの？。」
「178センチです。」
「スポーツとかやってんの？」
「まぁ多少は…」
「モテるでしょ。」
「そんな事は無いです。」
色々と聞かれた。塾帰りとか部活帰りならともかく、わざわざ風呂に入りにここまで来てるし、補導員とかだと…親には友達の所へ行くとしか言ってないし。
聞かれるがままに、大学生っぽく話はした。
「ちょっと用があるんで…」ってその時は帰った。
勇気出して入れた銭湯。また懲りずに出掛けて行った。