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恥ずかしい…追加9


記事No.506  -  投稿者 : 岳人  -  2014/10/07(火)08:56  -  [編集]
堂々と入れる様になった銭湯、ここなら大丈夫とたまたま偶然、その翌週の同じ曜日に行った。
堂々と出来てる自分に優越感と言うのか?ここでは普通に出来てる事に気持ち良ささえ感じた。
洗い場で身体洗ってたら「こんばんは、隣良いかな?」とこの前の人が声を掛けて来た。
「あ、はい…」
「先週は突然声を掛けてごめんね。」
「いや、別に…」
「しかし良い身体してるね。」
「そんな事無いです。」
俺の股の間を覗き込んだ。
「良いものもってるね。」
一瞬、えっ!何この人?って思った。
「そんな事は無いですから…」
「いやー、モテるんだろうね。綺麗って言われない?」
「無いです。」
「毎週来るの?」
「たまたまです。」
今度はその人、自分自身の話をし始めた。
カメラが好きだと言ってた。
俺は吹奏楽部、カメラに詳しい訳でも無いが、写真には興味があった。もともと、絵画観賞も好きで小学生の頃から写生大会やコンクールでは毎年選ばれたりしてた。それからかな?カメラと言うより写真に興味がある。
写真の話で何気に盛り上がった。「嬉しいなー!今度見せたいからうちにおいでよ!」
写真を見せてもらう事になり、翌週のもう少し早い時間に銭湯に行く事になった。
写真集まで買えないが、気に入ったのは頭にある。
そんな時だったな、俺に取って衝撃とも思える事、それはコンビニで立ち読みしてた時に、たまたま女性誌の表紙に目が止まった。
男性芸能人のヌードだ。女性芸能人がヌードになるのはしょっちゅう見てるが、あのアイドルが!あの俳優が!ananとかターザンとかで、芸能人がチンコは見せないがケツやきわどい所まで見せてる。どう説明すれば良いのか?…男の裸体に興奮したと言うより、アイドルとか俳優が、ケツまで出してる事に驚いた。
買う勇気はなかったが、めくってみて驚いた。
こんな有名人がヌードになってる。
慶大が解剖されてた時のことも思い出した。
男が脱ぐって事に衝撃を受けた。脱ぐって事に躊躇してた自分が居る。しかし、雑誌の中で男が脱いでるって事にピントが合った。
「こんなの有りなんだ。」と思った。
確かにAVの男女の絡みとか見たり雑誌でも見ては居たが、女性がメインであり男性は少ししか出ない。脇役に過ぎないのだが、その女性誌ではメインであり、更に有名人が惜しげもなく見せてる。
男に興味を持つと言うより、見せる事に興味を持ったと言った方が良いのかな?。
ここ十数年の間に、あのジャニから様々な俳優がヌード見せてる。テレビドラマでも、俳優がケツ丸出ししてる。
俺の始まりはこの頃だろうと思う。
翌週、銭湯で待ち合わせてその人の住むマンションへ向かった。
オートロックのマンションだった。実家は一軒家だったし、友人も一軒家だったり公団だったりで、オートロックはめちゃくちゃ珍しかった。
「名前言ってなかったね。俺は航平って言うんだ。」
「岳人です。お幾つですか?」
「ははは、歳?38才。岳人君は大学1年?2年?」
前々回嘘をついてた…「あっ、1年です。」と咄嗟にごまかした。「じゃあ18か19だね。」
「は、はい」
エレベーターで10階まで上がった。
金持ち?そんな気持ちと何でこんな所に住んでるのに銭湯へ行くのか?色々考えた。
部屋は1Kで今から思えば広くは無いが、当時は何もかもがビックリだった。リビングが広いし新しいマンションだったから、一軒家に住んでる俺から見れば、何もかもが新鮮に思えた。
「たまに銭湯行くって言ってたね。どうして?。」
どうしてって言われても、まさか内気な性格を直しに行ってた、堂々とチンコ出せる様に何て言えない。
「家の風呂が壊れたから銭湯に行ってたら広い風呂が気持ち良くて…。」と適当な言い訳をした。
「そうなんだ。広い風呂は良いよね、俺もそうなんだよ。」と航平さんも言った。
こんな良いところに住んでるのに?と思ったが、バスとトイレが一緒のタイプだった事がトイレを借りた時にわかった。
色んな写真を見せてもらった。カメラも沢山あって、色々説明をしてくれた。
航平さんはカメラを構えて俺をピピッと音がしてフラッシュが!俺を撮った。
「俺何て撮っても…」
「ほら良い顔してるぞ!」
カメラの画像を見せてくれた。
デジカメがだいぶ普及して来てたが、そのタイプはまだ珍しかったし、デジカメは豪華な物に思ってた。
やたらめったら俺を誉めてくれた。誉められて恥ずかしい位にも思えた。
風景だけでなく鳥や人物の写真もあって凄く良いなと感じた。
俳優の椎〇桔平っぽい感じの人だったな。気さくな感じだったし何となく許せる感じにも思えた。
その日はそれで終わった。
「今度旅行に行って来るから、その時に撮った写真見せて上げるよ!。」
「見たいです。」
出張があるとかで1ヶ月後にとなった。
今どきは良いよね、当時はまだ携帯持たせてもらえなかった。
航平さんの連絡先を教えてくれ、1ヶ月後にと言う事になった。
季節が変わり俺も高3になる前の春だ。
その間も2〜3回銭湯に通ってた。連絡したらタイミングが悪く、結局は更に半月先になり、4月に入ってからとなった。
出張先で撮った写真や旅行で撮った写真を見せてくれた。
何枚か凄く良い写真があって、其を大きく引き伸ばしてくれる約束をした。
「こんなのも有るんだけど」と見せてくれたのが、海外…恐らくタイ?だろうと思うが、人物の写真だった。めくって行くとダンサー?同年代?そんな感じの子がビキニで踊ってる写真だった。
更にめくると全裸になってた。
「えっ!」
「こんな所が有るんだ。」
「撮って良いの?」
「まぁ本当はダメだけどね。」
まさかだよ。確かに男性ヌードが雑誌に出る事も多くなってたが、チンコまで出して踊る何て…そんな事あり?
まだゲイの世界何て全く知らなかった。男が男と何て考えた事もなかった頃だから、芸術的にしか思ってなかった。
あの芸能人がこの芸能人がと脱ぎ始めてた。当時はあの芸能人も脱いでるんだから、俺なんかが躊躇しててどうする何てそんな気持ちで風呂へ行ける様になってた。
航平さんの所にananとかターザンがあった。
航平さんはそれらを俺に見せてくれた。
「すごいよね!彼も脱いじゃったんだね。」
「ホントすごいですね。勇気あるって思います。」


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