「勇気？」
「いや、だってこんな事が出来るって勇気でしょ。」
「ははは、そうだよね。勇気か〜！でも岳人君だって出来ると思うけど？」
「俺がですか？無理無理！そんな勇気無いです。銭湯で裸になるのだって抵抗あるから…。」
「えっ、そうなの？」
「そうですよ。俺こんなだし、こんなカッコ良く無いし。」
「全然カッコ良いと思うけど？ほら良い表情してるよ。」また俺を撮った。
「全然良く無いですよー！」
「自分でそう思ってるだけじゃない？カッコ良いと思うけどな。絶対、彼より岳人君の方がカッコ良いし、綺麗な身体してると思うけど？。」
航平さんが別の雑誌を出して来た。俳優の大〇たかおだったと思う。
「この彼だってこんな事してる。彼より岳人君の方がカッコ良いよ。」
この人も裸になってたんだって驚いた。
色んな芸能人が脱いでる。しかもチン毛まで見せてる。
「ちょっとだけ脱いで見せてよ！。」
「いやでも…時間が…」
「そっかーじゃあ今度、休みの日に来ない？。」
「休みの日？」
「もっと良いもの見せて上げるよ。」
「休みも部活が…」
「部活？」
「ご、ごめんなさい、俺まだ高校生です。」
「ははは、そうだったんだ。どおりで…大学生のわりにはウブだなって思ってた。」
「ごめんなさい。」
「良いよ、良いよ、だったら部活が無い日は？」
「ほとんど毎日だけど日曜日なら早く終わる時もあります。」
「だったら〇日は？」
「その日だったら大丈夫だと思います。」
「じゃあ部活帰りにおいでよ」
「たぶん４時頃なら…」
「待ってるから。」
そんな約束をした気がする。
そして日曜日に部活を終えて、友達の誘いも無視して航平さんの所に行った。
「本当に高校生だったんだね。背が高いから大人っぽく思ってたけど、学生服似合うね？可愛いね！」
俺が可愛い？ビックリした。男が可愛い？子供なら分かるが、高校生の俺が可愛い何て！。
「この前の事は覚えてる？」
「あ、はい…」
「ちょっと学生服の岳人君撮らせて！」
「でも…」
「絶対に公表とかしないから」
「でも…」
「そうだこれ見て！」
航平さんがアルバムを出して来た。今まで見たことないアルバムだった。
めくってみると俺と同年代？いや下？の様な男の子の写真。
可愛い感じの子の写真。そしてアルバムをめくるとその子の全裸の写真だった。裸で色んなポーズを取ってた。更に勃起までさせた写真も…マジ！こんなのあり？
「俺にはこんなの無理！」
「出来るよ！」
「俺、こんなに可愛く無いし…無理無理！」
しかしそんな事を言いながら、撮ってもらいたいかもと言う気持ちもあった。
「岳人君は全然良いよ！」
「こんな事は出来ないけど服着てるのなら…」
「わかったよ！じゃあちょっとだけ撮ってみよう。」
何枚か撮った所で「上着だけ脱いでみてよ、岳人君白シャツ似合うよ！」
上着くらいならって脱いだ。
「凄く良いよ！ちょっとボタンはずしてみよう。」
「こんな感じ？」と言われる通りにボタンをはずして見せた。
「凄く良いよ、カッコ良いね」
乗せられたと言うのか？段々とそんな感じになった。
「岳人君、俺は風呂でも会ってるんだし、大丈夫じゃない？裸の付き合いしてるじゃん！。」
「そうですが…でも…」
「思いきってごらん！綺麗な身体してるんだから！」
「こんな感じですか？」ととりあえず上半身だけ脱いだ。
「良いよ、凄く綺麗だよ！ほら見てごらん？」とカメラの画面を見せてくれた。
自分なのに自分じゃない様な姿だった。
「全部じゃなくて良いから、ズボンだけ脱いでみない？。岳人君は足が長いからズボン履いてるよりもっと綺麗だよ！」
「ズボンだけですよ！」
「OK！」
何気に勝負パンツ履いてる。