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恥ずかしい…追加22


記事No.519  -  投稿者 : 岳人  -  2014/10/12(日)21:35  -  [編集]
全ての自分の中にあった矛盾が解けた。翔大が好きだ。
翔大の事をずっと心のどこかで思い続けてた。
好きだ、愛してると認めた。
毎日の様にメールをする様になった。
週1回はデートする様になった。
普通に出掛けるには何も支障はなかったが、エッチとなるとあれこれある。
まだ22歳、元気と言えば元気だが、厄介なのは翔大が1日数人を相手した後でのデートだ。
リバとして売ってたが、とにかく会うとゲッソリしてた。射精はどう足掻いても3回が限度と翔大は言ってた。タチる時はイッたフリをする事もあると言ってた。
そんなんだから、俺とはエッチどころじゃ無い。
エッチしたくても出来ない。キスだけで終わる事も少なく無い。
それでも、翔大と一緒に居れたらって気持ちだ。
最初はえっえっ今回も、またって思ってたし、俺は翔大の何?って思う事もあった。しかし翔大も残りの学費を払わないと卒業も出来なく、その為に頑張ってんだからと自分に言い聞かせた。しかし、売り専ボーイと付き合うのは一苦労。
客としてボーイに惚れたんじゃないし、本当に相思相愛だったが、身体やエッチを売り物にする訳だから、付き合っててもエッチよりハートって感じがメイン。更にお客さんにも惚れられ、色んな贈り物をされてる。普通な相手として付き合ってるけど、普通じゃ無いんだ。
仕事、そこには愛は無いとわかっては居るが、本当につらい事もあった。
デートしてその後に予約が入ってれば、そのままお客さんに呼ばれたホテルへ向かう。
わかってるよ、其処には愛は無いって、でもこれから翔大が誰かの者になる。抱かれるのか?抱くのか?…それとも…その予約された時間だけとは分かっててもつらくもなった。
翔大が言ってた「心は奪われない、奪えない。奪えるのは岳人だけ。」と、その言葉が唯一の支えだ。
俳優を彼氏に持ったと思えば良い、だって他の女優と濡れ場もあるしキスもある。いちいちそんなのに嫉妬しててどうなる?そう思う様にした。
ずいぶん古いドラマだけど、同窓会を借りて勉強もしたし、俳優同士のキス等もある。これこれ、これ!
翔大は仕事でやってんてんだから!。
ボーイズラブの始まりだったのかな?コミックが実写版になったり、ゲイを取り上げた映画とかも良く見てた。この俳優はノンケだろ!でも股間触られたり、キスしたりしてる。翔大も仕事、仕事!と言い聞かせる。
俺の前の顔が本物の翔大の顔だ、お客さんの前での顔は営業。
「ごめん、今日も無理!」「えっ今日は終わりじゃないの?」
「終わったけど…」
「どうした?」
「当分ケツは無理!」
「ケツ?」
「ちゃんと言えよ!」
「岳人…ごめん!」
「謝らなくて良いから訳を言えよ!」
「切れた!」
「キレて無い!」
「切れたってケツが!」
「どうして、どうしてだよ!」
「初めてのお客さんだった。俺を指名して来たみたい。チンコ見てこりゃマズイかもって思ったんだけど、他選ばないで俺を指名して来た人だったし、俺みたいなの掘りたかったって喜んでたし…」
「それでOKしたのか?」
「たぶん大丈夫だろうって思ったんだけどね、ちゃんと入ったしイケる?って思ってたら…」
「裂けたのか?」
「ああ、ちょっとの間は耐えれたけどな!。」
「病院は?」
「即行った!」
「大丈夫か?」
「大丈夫でも無い。」
「どんなチンコしてんだ!くそっ、俺の翔大だぞ」
「岳人に言ったら絶対怒ると思ったから、言いづらかった。」
「当然怒るさ!当然だろ!。」
本当に日本人か?って思う位の太さだったと言ってた。
何とも言えない悔しさや怒りが込み上げた。
翔大とエッチしたいからとかじゃない。出来ないからじゃない。翔大が好きだから、愛してるから、独占したい。
いくら気持ち、心は独占していても、誰構わず翔大の身体を奪って行く、悔しくてたまらない。
「翔大、もう辞めろよ!そんな身体にまでされて、俺は悔しい!」
「出来るんなら辞めたいよ、だけどな、後80万稼がないといけないんだ!。」


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