本当に落ち着いた生活が始まってる。
亮介が再逮捕されて１ヶ月。もう１ヶ月？まだ１ヶ月？複雑な心境です。
享とは毎日一緒に生活をしてる。一時は本当に辛かった、享を好きになりすぎて、一緒に居る事が辛くてこのマンションを出て行った。亮介との事があり、身体と心は別何だって気持ちも持ち、心の友、親友？嫌、やはり身内的な思い。
好きとか嫌いを通り越してる。
何もかもが一緒。俺も物によってはＳサイズ〜Ｍサイズ、パンツはほぼＭサイズ。身長差は10�p違うが、横幅とかは変わらないから、享のパンツも俺のパンツもごちゃごちゃ、もう全てが共有して使ってる。
洋服もスペインの某ブランドを好んで着てるが、身長差は有っても、ジャケットとか共有出来る。
Tシャツとかは色違い買って、お揃いを着て歩く訳じゃないが、共有して着たりしてる。
享と最初に生活をした時、お揃いの物を１つ持とうと享が言い、享が良く行ってる手作りのアクセサリーのショップで、お揃いの☆形のネックレスを買った。
それは未だにお互いの首に掛かり、２人の絆の深さを現してる。
家族に恵まれなかった享だ。途中、俺も迷宮に入ってしまい、一時は享から離れてしまったが、再び享と暮らし始めて絆の深さを実感してる。
今は普通に享の全裸を見れてる。一緒に生活してるから、彼氏の卓より享のチンコを見てるな。
全く隠さないヤツだから、シャワーして出て来ると全裸でうろうろだ。そりゃ魅力的ではあるし、イケてるヤツだからエッチの対象には充分に当てはまるが、それすら越えて普通に生活をしてる。俺も享の前では何もかも普通にしてるな。
俺も享もお互いにだが、トイレだってどっちの汚れか分からないが、全く掃除も普通に苦なく出来てる。
毎日はなかなか難しいが、俺は弁当作ってるんだ。弁当作って朝飯作って、トイレ行ったりしながら書いてる。
亮介の事で余分なお金を使ってしまったからな、節約して享が独立出来る様に金を貯め始めた。
「岳人は兄貴であり母ちゃんだからなー！」
そんな事を言ってる。
「今日は何？卵焼きは入ってる？」
「卵焼き好きだもんな、入ってるよ！。」
弁当は俺、兄貴が作ってると堂々と言ってる。
俺も享のお客さんの１人だが、店に行くと他の店員から「お兄さん」と呼ばれてる。全く他人だが一緒に生活をしてると似て来るのか、声が似てるとかしゃべり方がそっくりと言われる。身体のラインは同じだからか、誰１人疑わない。
享の弁当を見た女の子から、今度教えて欲しいとか、私のも作って欲しいとか言われる。
心の絆で結ばれた２人。何とも不思議な関係と思う人も少なく無いだろうが、出会いは売り専で仕事としてエッチもしてるが、享はやはりノンケ、セックスの対象は女。しかし、家族に恵まれなかった享、家族の愛情をずっと求めてた。
結婚する気は無いと言う。そうだろう、未だに都合良く母親から金の要求がある。やっと順調に享の生活が始まってるのに、金を出せと要求して来る親だ。
だから俺たち２人には、何もかもを通り越した愛情の絆で結ばれてる。
卓と会えるのは週３くらい。CM出演から、脇役の脇役だがドラマにも出たりしてる。バイトもあるからなかなかしょっちゅう会えない。ただ、ほぼ毎日の様に卓の所には寄って帰ってる。泳ぎに行って寄る時は、何かしらの食べ物を冷蔵庫に入れ、ちょっと掃除をして帰る。セックスの喜びより充実感がある。
バイトだけの日は急いで卓は帰って来る。
帰って来ると即効、俺に抱き付きキスを求めて来る。キスをしながら卓を抱きしめると、卓は気持ち良さそうに微笑む。
「いつもありがとう。」
卓はそう言うと膝まづき、俺の股間に頬擦りをする。早速にベルトをはずし、ファスナーを下げ、ボクブリ越しに頬擦りをし、ボクブリを脱がしてチンコをパクリとくわえるのだ。
卓の部屋での挨拶はいつもこれ。
「どっち？」
「どっちも！」
卓が俺のバックを求める時は、ほぼ責めて責められてのどっちもだ。
先に卓に掘られて後で卓を掘る。
私生活も役に入ると言うのか、本当に面白い。
俳優としては、脇役の脇役だが真剣に演じてる。
映画の脇役の撮影に入った。