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露出に目覚めた31
記事No.582 - 投稿者 : 太陽 - 2014/12/13(土)08:57 - [編集]
父さんに何か似てるって感じた。芸能人だけど派手さは無い、でも何か輝いてる感じに思った。
N「もう少しゆっくり話したいな。まだ時間良い?」 「は、はい、、、」 N「ホテル取ってるんだ。部屋で話そう。」 「えっ、、、」 これはいきなりやるって事?まさかね?どうなの? N「家でって思ったんだけど、明日は撮影で地方に行くから」 「そういうことか、、、」 N「〇〇ホテルの501なんだ。来てくれるよね。ここじゃ話せない事があるから。」 「俺も聞いて頂きたい事があります。」 N「じゃあ先に帰って待ってるね。」 少し遅れて部屋を訪ねた。 N「ありがとう。」 普通の部屋だった。 N「付き合って欲しいからちゃんと話しておきたい。」 「は、はい。」 N「彼と別れた理由は聞いてる?」 「いえ、付き合ってたって事だけです。」 N「彼には迷惑を掛けたと思う。時代劇の撮影でずっと地方だったんだ。全然タイミングが合わなくて、その内に彼にも好きな人が出来たから。」 「Nさんが悪いって訳じゃないじゃないですか?」 N「しかし、僕がほったらかしにしてしまってたから。」 「そんな事は無いですよ。俺も、、、言っておきます。」 父さんの事や過去の事を話した。だから、俺は綺麗でも何でも無いと伝えた。 N「お父さんの事は今でも好きなんだね。」 「はい。」 N「太陽君の気持ちわかった。わかった上で、、、ちょっとでも僕を良いなって気持ちがあったら付き合って欲しい。」 「えっ、でも、、、」 N「僕もまた撮影に入る。しばらく地方になる。前のようになってしまう。」 父さんも言ってた、、、時々しか会えないが気持ちが繋がってたら、、、出会って10年、父さんとベタベタで一緒に暮らしたりって無い。月に数回、父さんがこっちへ帰って来る時か、俺が父さんの所へ行くかだ。 ちょっとでもNさんの事が良いなと思ったら??? 決して悪くは無い。父さんと過ごしてる時の様にも感じる。 「Nさんの事は嫌じゃないですよ。でも、本当にそれで良いの?俺の中から父さんは消せませんよ。それに女とも遊ぶ可能性はありますよ。」 N「良いとは言えないけど、それも仕方無い。」 父さんが言ってくれてる言葉と同じだ。 Nさんに手を握られた。 そっと抱きしめられた。 N「ずっとこうしたかった。」 「俺、でも、、、」 N「ちょっとだけこのままで居させて。」 COPYRIGHT © 2014-2024 太陽. ALL RIGHTS RESERVED.
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