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恥ずかしい しつこくてゴメン2


記事No.589  -  投稿者 : 岳人  -  2014/12/24(水)10:00  -  [編集]
たぶん間違い無い。
しかし、航平さんは俺には全く気付かず、中学生かな幼さが残る感じの少年を見ていた。
休日の夕方に親子で来てたのか?結局は親らしき人と帰って行った。
なかなか少年の様な子は来ない。風呂屋に居る人の中では俺ともう一人が若いが、相変わらず少年好きなのか?、脱衣場に行った少年を見てる。
帰って行って諦めたのか、俺ともう一人を見る様になった。
それでも航平さんは俺とは気付かない感じだ。
身体を洗ってるともう一人が脱衣場へ向かった。全然イケメンじゃない青年だが、航平さんは彼を見てる感じがした。
航平さんが俺の横に座った。
「こんばんは!」
「あ、こんばんは。」
「良く来るの?。」
「たまたまです。久しぶりにまだあったから懐かしくて。」
「そうなんだ。こんなかっこいい人初めて見たから。」
「全然かっこ良く無いですよ」
「羨ましいな。」
何か色々話し掛けて来たが全く俺に気付かなかった。
俺を撮ってる時も俺だけじゃなかった。翔大も撮ってたし、他の子も撮ってた。
もう何年も経過してる。俺には何もかもが初めてで強い印象があるが、航平さんに取っては一部に過ぎないんだよな。
そのまま過去として終われば良かったのだろう。しかし、斉〇工のグラビアを見た直後でもあったから、俺の中の何かが過去にタイムスリップしてる。
「航平さんですよね。」
「えっ、そうだけど?…」
「覚えて無いのかな?。」
「えっと、家に来た事ある?」
「ありますよ。高校生の時に数回ありますよ。」
「えっ、君の様なイケメン君居たかな?。」
当時の俺は若さだけかも知れない。髪型も服装もこだわり無かった。亮介と出会い、改良されて行き、福士蒼〇がブレイクしてから、似てる似てると、福士蒼〇の様に改良された。
かなりの若作りと言うのか、年齢的にも全然違うが、髪型を同じようにし、前髪を垂らすと其なりに似た感じになる。
「岳人だけど覚えて無い?。」
「岳人?岳人…ひょっとしたら?たぶんあの岳人かな?。」
「覚えて無いのも仕方ないか」
「嫌、ごめん。でも家に帰れば思い出すよ。時間あるなら家に来ない?。」
「〇〇ってマンション?。」
「そうだよ。其処まで知ってるってやっぱりそうだよね。」
「懐かしいな。」
「是非、家に来てよ。」
懐かしかった。ちょっと思い出に慕ってみたくなった。
「じゃあちょっとだけ。」
銭湯、風呂屋を出てマンションへ向かった。
間違い無い、俺のあれこれがここから始まってる。
少し古さは感じた。部屋に入ると多少の古さと模様替えがされてたが、すごく懐かしかった。
記憶に間違い無ければ、クローゼットの中に隠し書棚があり、撮影した写真がファイルに閉じられてるのがある。
思った通り、航平さんはクローゼットの中にある書棚を見た。
「岳人君は…あ、あったあった!」
ファイルを出して来た。
開いて俺と見比べた。
「えっ、今の方がぜんぜんかっこいいよね。」
しっかり化けてると言うのか?当時は何もしなかっただけ。
「そうそう、思い出して来た。岳人君、翔大君だったかな?彼と同級生だったんだよね。」
「学校は違うけどそうです。」
「翔大君と一緒に撮ったのもあるよね。」
ファイルを捲った。
「はいはい、やっぱりそうだよね。この時が最後なんだよね。突然来なくなったから…」
翔大と仲良くなって、逃げる様に航平さんから去ったんだよな。
まだ、ゲイって世界をぜんぜん知らなかった俺、翔大がこのままだと俺が航平さんにやられてしまうと救ってくれた。
当時はまさか俺もゲイにどっぷり浸かるとは思っても無かった。
「この岳人君がこんな青年になってるとは…今はどうしてるの?平成〇年だから、もういい年齢になったんだよね。」
「サラリーマンしてますよ。」
「結婚とかは?。」
「独身です。」
「ひょっとしたらゲイにとか」
「否定は出来ませんね。航平さんに仕込まれた感じです。」
「えっ、仕込まれたって…」
「だって、こんな姿を見せたのも航平さんが初めてだし、俺のチンコを俺以外の相手が触ったってのも航平さんが初めてですよ。」
「そ、そうだったんだね。」
「それから何か意識する様になったんですよ。」
「ご、ごめんね。」
「別に謝らなくても。」
「じゃあ今は彼氏とかは?。」
「居ますよ。」
「そうか、そうなんだ。」
「えっ、居なかったら何かするつもりだったんですか?。」
「そうじゃないけど、今の岳人君素敵だから撮らせて欲しいなって思った。」
「このアルバムみたいに?。」
「ま、まぁね。どうかな?絶対に手は出さないから。」
卓の事もあった。もう俺は卓のものだ。卓と付き合いはじめてから一切何も無かった。
しかし、斉〇工のグラビアから俺の気持ちは、高校生の時のあの頃の気持ちでワサワサしてた。
更にもう会うことも無いだろと思ってた航平さんに会った。
航平さんの撮りたいって言葉に、俺のワサワサした気持ちが一段と増した。
「ダメかな?。ちょっとだけダメ?。」
何も知らなかった高校生の時とは違う。しかも亮介に散々に恥ずかしい思いをさせられてる。
しかし、俺の中には恥ずかしい思いをさせられながらも、その中に快感的な気持ちも感じてた。
卓とマンネリ化をしてる訳じゃない。でも、でも、あの頃の気持ちでワサワサしてた。
ふと机の上を見ると週〇文春が置かれてる。
何気にその方向を見た。
「あっ、これね…そうそう、斉〇工出てるから買ったんだ。彼すごいね。良くやるなって思う。」
パラパラと開き見せてくれた。
「旬な俳優が大胆だよね。」
「すごいですね。売れてる俳優なのにここまでするんですね。」
「女性誌が多かったけど、こんな雑誌にも男性ヌードが掲載されるんだよね。岳人君ならこんな風に撮ってみたいな。」
「俺ぜんぜんこんなにかっこよく無いから。」
「かっこ良いよ。」
「でも、航平さんは少年好きでしょ。」
「そうだけど…」
「ほら、本音はそうでしょ。」
「でも撮りたいのは間違いないよ。この少年がこんな青年になってるんだよ。」
航平さんはカメラを構えた。
「良いな、すごく良いよ。」
「またまた…」
「ちょっとだけだから。素敵な身体をもう1回見せてよ!。」
ワサワサした気持ちが更に更に増して来た。
「俺の身体は彼氏のものだよ」
「わかってる。絶対に手は出さないから。」
「ちょっとだけだよ。」
ワサワサした気持ちに負けた。あの頃の純粋な気持ちとは違うが、あの頃に味わってた雰囲気を味わいたくなった。
「卓、ごめんね。」そんな気持ちもある。
卓はどう思うだろう?。
「先に彼氏に聞いてみる。」
卓にLINEをしてみた。
確か撮影に入ってるはず。直ぐには返信は無いだろう。
しばらくして卓の返信があった。「良いよって言えないけど、でも撮影くらいなら。」
卓はVシネマで濡れ場を演じたりしてる。
セックス等の身体の関係が無いならと半ば仕方無くだろうが了解はしてくれた。
「彼氏には見せたいから、撮ったのってもらえますか?。」
「当然だよ。」
「じゃあ…わかりました。」
とりあえず上半身だけ脱いだ。
航平さんは仕切りにシャターを押した。
色々とポーズを取り、更に脱いで行った。

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