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恥ずかしい しつこくてゴメン終


記事No.659  -  投稿者 : 岳人  -  2015/03/31(火)00:16  -  [編集]
最後に俊樹さんとの事だけ書いておきます。
俊樹さんに身体を許した後、卓が帰って来て、衝撃的な話にもなりました。
ウケよりの卓は、役者魂と言うのか、気分を盛り上げて勢いで俺にタチってくれてた事も知った。
掘りたいと卓が言ってたのは、タチをしたいからでは無く、勢いだった事もわかった。
本心は俺に抱かれる事。
亮介との事もあったから、半ば無理矢理的に気持ちをタチらせてたと言った。
これからも、仕事の関係者と関係を持つが、愛してるのは俺だけ、俺とは絶対に別れたく無いし、俺とのセックスだけ心から満足出来てると言った。
卓「心まで持って行かれなかったら、僕では味わえないケツの快感をその人と味わって良いよ。」
卓はそう言った。
亮介から卓を元カレとして紹介された時、卓は浮気性だと言われてたが、実はそうでは無いと言う事も更にわかった。
仕事を取る為に身体を売ると言う事。
翔大が売り専に居た時に付き合ってたが、あの頃を何と無く思い出してた。
身体は売っても心は売らない。翔大が泊まりで出掛けたり、1日数人を相手した後、俺は幾度と無く嫉妬してた。しかし、お客さんの前では絶対に見せない姿がそこにあるし、愛し合っていた。
その頃はまだ、この世界に足を踏み入れたばかり、男を真剣に愛したのも翔大が初めてだった。
心も身体も翔大オンリーだった。翔大はウケだったし、俺はまだバック未経験でもあった。
あの頃と違うのは、タチもするが俺は亮介によってバックを感じるヤツになってる。
卓と話をした時は、卓は俊樹さんとの事を許してくれてるが、そんな事はもう無いよと心で思ってた。
知らなかったら知らないで済んでたのに、知ってしまうとつい意識をしてしまう。何度か顔を合わせる。それまでも顔を合わせたりしてたが、どうしても意識してしまう。更にまた偶然、同じ日の仕事帰りにプールで出会った。
用事もあり、その日はまた飲みに行きましょうと俺から言った。
俊樹「良いけど。」
俺「週末の金曜日。」
そう、つい先週の金曜日に約束をした。
卓も撮影の為に地方へ行く日だ。享も何か用事があり、帰りは深夜になると言ってた日だった。
元々、享は帰って来るのは午後11時前後だから、卓と享との二重生活が出来てた。
その二人が先週の金曜日は、どちらも居ないし、飯は要らないと言うから、俺には時間をもて余す時でもあった。
約束の日、俊樹さんと職場は隣り合わせの建物だし、約束の時刻前に職場を出ると丁度に出た所で会う。そのまま、何気に同じ方向に歩き職場の連中があまり来ない店に入った。
お互いに、職場の連中と利用する店は決まってるし、似たような店を使ってる。この辺りも暗黙の了解と言うのか?職場は違うが立場上は同じだけに、ツーカーって感じだ。其だけに楽と言えば楽に思えた。
俊樹「こうして、誘ってもらえるとは思ってもなかった。」
俺「飲みくらいならって。」
また俊樹さんにやられたい何て言えない。
俊樹さんはこの前の事を避ける様に話を始めた。
職場の愚痴も俺も話した。
そして隠れゲイのつらさも何と無く話をした。
恋と言うより安心感と言うのか、俊樹さんと居ると、同じ立場だけに安心出来ると言うのか?。
ついつい、良い感じで飲んでしまう。
俊樹「そんなに飲んで大丈夫か?ちょっとペース早いぞ!この前みたく、、、、」
俺「今日は彼氏居ませんから。大丈夫ですー!」
俊樹「そうじゃなく、帰れなくなるから。」
ふと、あの日の事を思い出して、ケツが疼いて来てた。
ケツいじりもして無いのに、エッチなまったりベタベタもして無いのに、ふとあの日の俊樹さんとの事を思い出して疼きを感じた。
何もして無いのにケツが疼く何て、久しぶりに味わう感触。
またしたい、俊樹さんとやりたい何て言えない。でも疼き始めてる。
其をごまかすかの様についついまた飲んだ。
悪いヤツだ。何処かで俊樹さんが送り狼になってくれないかと期待もしてる。
俊樹「ずいぶん飲んだね。そろそろ帰ろうか?。」
俺「そ、そうですね。」
あの時だけ、1回切りのたまたまの事故的と言うか、俺は酔っぱらって寝てただもんな。
一夜限りなんだよな。
そんな思いで勘定を済ませて店を出た。
俊樹「大丈夫なら、もうちょっと飲んで帰る?」
俺「は、はい。何処へ?」
俊樹「思いきってゲイバー行こうかな?。」
俺「行き着けあるんですか?」
俊樹「リーマンばかりの店だけどたまに行く所があるにはあるけど?。」
俺「は、はい。良いですよ、行きましょう。」
中年のマスターの店だった。
仕事帰りだろうな、スーツ姿の30代くらいから40代くらいのお客さんが数人居た。
マスター「あら、お久しぶりね。トシちゃんがお連れさんと来るのは珍しいわね。」
俊樹「まぁな。」
マスター「ひょっとしたら?」
俊樹「だったら良いんだけどね。」
ちょっとマスターと会話して、俊樹さんとまた雑談した。
カウンター席で何気なく俊樹さんの足が当たる度にドキッとした。俺「俊樹さんと居るとなんか安心します。」
俊樹「そう?そう思ってもらえるんだ。」
俺「そうですよー!」
俊樹「兄貴って事か?」
俺「それもありますね。」
俊樹「そうか。この前はごめんな。」
俺「いや、そんな、謝らないで下さい。」
俊樹「あんな事をしてしまって、もう話しも出来ないと思ってた。」
俺「そんな事は絶対ないですから。」
俊樹「彼氏に申し訳ない事をしてしまったな。」
俺「彼氏に思いきって話しました。」
俊樹「えっ?」
俺「彼氏ウケで、無理矢理的に本当にたまにタチってた様でした。だから、許すって。彼氏も仕事を取る為に身体をって事もしてます。」
何言ってるのか、自分でもワケわからなくなった。
俊樹「それって?」
俺「いや、その、心さえ奪われなかったらとか、、、」
俊樹「えっ?」
俺「いや、その、、俺何言ってるんですかね?」
ふと俊樹さんは手を握って来た。握られたまま沈黙。
俊樹「家に来ない?」
俺「は、はい」
タクシーで俊樹さんの所へ速攻だった。
部屋に入るなり抱き合った。
その後は当然の如くです。

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