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兄貴と俺とCantata


記事No.30  -  投稿者 : 城ケ崎  -  2009/01/07(水)17:53  -  [編集]
俺が学校から帰ると、ソファの上で、兄貴が寝ていた。
仕事が忙しかったのだろう、几帳面な兄貴がスーツのジャケットを脱ぎ、ネクタイを緩めただけのだらしのない格好で、スースー寝息を立てていたのだ。

なんて無防備な……

俺は兄の顔の横に座り、頬を抓ってみた。

「…………」

反応がない。爆睡している。

それにしても………

整った顔立ち、186aの長身、それに見合った長い四肢………
兄貴はこうして見ると、かなりのイケメンである。
ジャニーズ系のかっこよさとはまた違う感じ。
線が細いくせに女ぽくなく、大きな目で顎が締まっているからゴツイ男でもない。
鼻が少し高めで、優しそうな眉、そしてなにより、薄桃色の艶やかな唇……。

兄貴はこの唇を誰かと重ねた事はあるのだろうか…

兄貴を見る度にいつもそう思う。
そして、兄貴と女がキスしてる場面を想像すると、無性に腹が立った。

「………」

兄貴は死んだように寝ている。

今しかない。

俺は兄貴に顔を近づけ、覗き込むような体形になり、そっと、唇を重ねた。
ふわりとフローラルの香水の匂いがした。

見た目通り、薄桃色の唇は、ぷるぷると潤いがあり、気持ちが良かった。



………………………………………

数分後、俺は兄からそっと唇を離した。

とても良いキスだった。
しかし、俺の欲望は満たされてはいなかった。

次に、ネクタイを外し、シャツの釦を開けた。
兄貴の胸板があらわになる。
薄く筋肉が付き、色が白い。しなやかな身体。おまけに乳首は茶色とピンク色の中間位の色で、綺麗な色だった。

早速、その乳首を摘んでみた。
コリコリと指先で抵抗がある。
そして、それを口の中に入れ、舌で転がした。

しばらくして、口を離し、兄貴をみる。本当にカッコイイ。兄弟でこうも違うか……。神様は酷い方だ。

「んっ……」

兄貴が寝返りを打ち、俺の方へ…………落ちてきた…………

俺はそれを受け止め、静かに床に置いた。

「……………すぅ……」

俺が受け止めたとしても、ソファから落ちたのに………まったくこの人は………
俺は兄貴の隣に寝転がった。
気持ち良さそうに眠る兄貴の横、俺は静かに目を閉じた………




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作者  城ケ崎  さんのコメント
初心者です。
 
……頑張ります。。。

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