そうか，陵介もストイックに頑張るとこお前に似てきたな．あまり無理せんようにな，陵介とお前．
俺の事は気にしないでくれ，お互い干渉しないといえば，恰好良いが，元々接点，共通点がなかったんだな．話が合わない．
時間だ．行ってくる．

朝、陵介の母親と同年代の女性が亡くなったと連絡が来た。
訃報は突然だ。突然に備え動ける様にはしてるが、何分、他の予定が入ってると調整が大変だ。
明日は１日ドタバタとなった。
俺とも年齢は変わらない。
複雑な心境だった。
俺だけじゃない、陵介の母親の事もあるからな。
やっぱ、文字だけで表現するのは難しいな。
俺は…お前の事を愛してる。
それだけしか書かない。
子持ち同士だけに束縛はあるが、普通のゲイの会話でなく、パパとしての会話も出来る。
あのさ、お互いの心から息子は消せない。普通のゲイは欲張りだからな。いくら息子って言っても嫉妬だ。息子を優先もするのは当然だろ。
パパの俺を愛してるくれるヤツじゃないと意味ない。お前だってそうじゃないか？。
お互いの話をしつつ、時に息子の話をしたりって良くないか？。

お帰りー憲太郎，ただいまー
そんな知らせがあると，複雑な気持ちになるな．
陵介の母親だっていつ何時そうなるかわからない．俺たちもそうだ．
母親には話ができるうちに会った方がいいと思うんだ．
陵介の為というよりお前の為にだ．まだ気がかりなのは憲太郎が母親を許していないような気がする．会う事で和解するというか理解ができる気がする．人を許せないという事は辛い事だ．

ゲイで親か，感慨深いな．
あの時お前が陵介の顔を見せてくれた時どんな思いだったかを考えると切なくなる．
お前はお前の一番大切な息子を俺に見せてくれた．俺たちはその時契を結んだ．
俺が一方的にお前に近づき口説き落としたのだ．
お前がカミサンに悪いとか言わないでくれ，俺は結婚の契約は守っている．

母親を許すも、俺は俺の家族や愛する者を守るだけだ。
陵介はどうなるだろうな。生きてる内に和解出来ればな。
しかし同年代の死去は胸が痛い。子供もだが、同年代は我が身を考えるからな。
この場合はどうなんだ？お前と俺は不倫関係？笑
複雑な関係だな。お互いに子持ちのゲイカップルってのもな。笑
しかしそんじょそこらのゲイカップルじゃないな。子育ては親を成長させる。子供の話をしながら…ええなぁ、バカ息子何か知らん！そんな話をしながらちちくりあう？笑。

なんだ，起きてたのか，
一人で感慨に耽っていたのに一度書いていた事消したよ．
だから，言わなかった．言いたくなかった．不倫とか世俗的な言葉にお前をさらしたくなかった．お前を守りたかった．
言葉，言霊だけの世界で魂の語らいをしたかった．正直，俺もずっと孤独だった．お前もそんな匂いがした．だから惹かれたのかもしれない．
ちちくりあう？なんや関西風やな，久しぶりに聞いたワ，
ゲイカップルが乳繰り合うって，そのまんま乳首攻めって事か，それで，その後憲太郎は乳首攻めされて感じるようになったんか訊こうと思てた．笑

おはよっ！
ちちくり合うはどうなんか？
調べてみよう。笑
男女の場合は所謂Ｂ段階をノンケの世界じゃ指してた感じがする。乳首…感じる様にはなったな。
片手で乳首、片手でチンコか？。ええねん、何でもええねん。
俺をじゃなくて、パパの俺であれればええねん。それが大切なんや。
バカ息子と話せる事の幸せ。子を持った、子を愛した者だけがわかる幸せやろ！。
陵介をお前に見せたのも、子を持つ親ならではの自慢って言うのか？。かっええやろ、すごいやろの自慢ちゃうで！、ホンマにアホやねん、バカ息子やねん、だけど可愛いねん、ええ息子やねん。
ノンケの親仲間とは出来ん会話したかったのもあんねん。
単なるゲイ仲間とも出来ん、ゲイ仲間なら、早よ食い！何で食わんの？になる。ただでえ、陵介との関係はおかしいと言う。
同級生でゲイのヤツが居る。たまたま職場の同僚を仕事の関係で紹介した。なかなかの男前のヤツだが、色目使いと言うのかな？何でもかんでもゲイにしたがる。
同僚だぞと言うが、ええやんって感じだ。俺はそんなゲイがゲイだけど嫌いだったな。
今でもそう。陵介をいとおしむ気持ちを理解はしてくれない。
見せても無いし見せる気も無い。陵介を思う気持ちはおかしい、異常だと言う。
最近、抜き友から毎日メールが届く。
今は息子の事しか考えられない。仕事も忙しい。別の相手を探してくれと書くが容赦ない。
いつでも良いから、溜まったら連絡してと書いてあるのに。
お前とこうして話してる方が、めちゃくちゃ興奮する事に気付いた。父ちゃんとしての俺をお前は見てくれてるからな。
子を持たないと解らない世界だよな。持つだけでなく愛さなきゃ解らない世界だよな。

おはよう，憲太郎
今日は一日忙しいって言ってたな，気を抜けない大変な仕事だと思う．
人の人生の節目に関わる重要な仕事だ．
お前はどれ程大変な役目を人生で背負っているんだと思ったら俺なんてひよっこだと反省した．
ゲイ仲間は身体だけの話をしているのだろう，人生には深みがある事にも気づく時も来るだろう．
陵介がそれに気づかせてくれたんだな．
二人の出会いには感動させられっぱなしだ，朝から泣けてきた．
仕事頑張れよ．憲太郎，

行ってらっしゃい！
もう出かけたかな？。
ドラマな俺とドラマな陵介ってか？。笑
ひょっこ何かじゃないぞ！お前はちゃんと家庭を持ってる。家庭を持ってる。やることをやれてる。すごいなと俺は思う。
ある掲示板を見てて、同年代以上のゲイがこの先でどうなるのかと心配してしまう。
俺は良かったと胸を撫で下ろす。役職に就くのもそうだが、違う生き方が出来て良かった。更に陵介は本当に神が授けてくれた子。
同年代の子を持つ親と話してて、どこも同じなんだと笑える。
必要な時にしか連絡して来ない、礼の１つも無い。当たり前、親はやってくれて当然の如くだ。
俺と陵介は当たり前な親子になったんだなと。他の親の様に、おい、生きてんのか？と連絡したりだ。こっちが連絡しても、しばらく返っては来ない。
心配はしてはくれてるのだろうが、必要な時に、必要に応じてだ。此に慣れるまでに時間もかかった。実の親子で無いだけに不安もあったが、陵介は実の親に求めるものの全てを俺に求めてるんだとわかり、不安も何もかも消えた。

続きは１つ下に書く。
ただいまー！おかえり。
陵介を思い出すな。おかえりと迎えてやると喜んだ。
可愛かったなー！
今でも可愛いバカ息子だが。