完の続き
旦那はわかってて彼女が介護をしてる事に満足をしてる。
どんな親でも、血の繋がりはある。
俺自身も、親を親として見ず、親と関わり生きる事をしてる。
避けては通れない、避けれないからそうして気持ちを変えてる。
陵介の母親がどのような状況か？癌であるのは間違いないが、死に至るところに在るのかは疑問が残るが、手術をし再び復帰すれば、元の母親に戻るだろう。
親孝行をして捨てた事を後悔させると言った陵介の言葉を信じる。陵介は俺を大丈夫な人としてる。後回しにしても大丈夫な人としてる。
それが親なんだと。信じて！の叫びはそれなんだと。
ただ、親と言うものは寂しさもある。見えない束縛、本人が居ても居なくても親。
彼女から、陵介の親として胸を張って過ごしてと言われた。
そうなんだよ、陵介の親は俺１人なんだと気付かされた。
陵介が取る態度は、俺が陵介の親だからなんだと。
まだまだ、潰れてしまう事はある。しかし帰れる場所、迎えてやれる場所が親なんだとね。
だから、陵介は確認して帰った。俺が結婚をする気が無い事を、そして陵介以外の子を息子の様にしない事を、陵介を愛してる事を確認して帰った。

あなたの周囲に親身になって心配し，励ましてくれる人がいて良かった．あなたがやつれる程、思い悩んでいるのが見てとれるのか，文章にでさえ疲れが見えていた．心の緊張をとるには身体を解すといいよ．陵介が「自分の心配をして」と言ったのもこの事なんだな．
血の繋がりのある親子は離れていようが帰る場所は決まっている．しかし，あなたの場合は血縁はない．そこが悩ましい所なのだが，そこは周りにいる人の方が良く見えている．「胸を張って」と言ってくれた．
陵介の負担になる，というのは全く違う，恩返しをしなくても済む，というという考え方も間違っている．陵介にとってあなたは親以上の存在なんだ．胸を張って！というのはそういう意味だと思う．
まず体調を整えないと，陵介に心配される．
スポーツ，ジム，ヨガは呼吸法が学べるから良いよ．手軽なマッサージでも良い．無理にでもリラックスするんだ．
俺だけのんびりしてはいられない，とは言わずに自分をいたわる事も大切．長丁場になりそうだから，体力もいる．周りの人も心配しているよ．

俺はどういう親であるべきかを模索中。
ずっと陵介の心の親で在るべきか？それとも俺を親として何れは戻って来るのか？。
陵介自身にも迷いはある。以前にあの人も看ないといけない…的なLINEがあった。
母親を看ながらやはり何らかの思いはある。陵介は今、理想と現実の中に居るのは間違いない。
心の親として、行き詰まった時に頼る、たまに里帰り出来る様にしてやるのが良いのか？今を続けずっと帰りを待ってやるのが良いのか？。
陵介と話し合いは必要だと思った。陵介が一番望む形にしてやる事が大切。
俺の中の疑問は、母親が癌であるのは間違いないが、死に至るところに在るのかだ。母親と暮らしてみて母親と生活をして行こうと考えてるのか？。
とにかく陵介のLINEは曖昧過ぎる。手術をしても長く無いからこっちにいる。
それがどうなのか？。
俺に遠慮して言ってるのか？其所で生活をして行こうと思ってるからなのか？。
母親の病状がはっきりとしない限り疑問は続く。
陵介が其所に居たいのならそれでも良いと。陵介の心の親であるならそれでも良い。
たまに帰って来る場所にしてやる。陵介を我が子として思い続けながら、陵介を理解してくれる誰かと共に生きるかも知れない。

今は二人にとって厳しい時期だ，運命が二人の気持ちを試しにかかっている様だ．
陵介があの人と呼ぶ母といつまでも生活したい筈はないと思う．ただ病床の母親を見捨てられない，それは憲太郎さんの親との関係と同じだ．
模索も何も，今は理性で解決はできない状態だ．状況も解らないのだから，愚直に待つしかない．ただ，心だけの親はありえない．最後の文のような俺は結婚して，陵介は息子だという選択肢を彼に見せる事だけでも彼は傷つき身を引くと思う．「親子」という言葉だけではない．「二人」を中心にした世界観で見るんだ．
アクセサリーを買った時も服を買った時も彼は周りを気にしなかった．周りはどうでもいい，出会った時から「二人だけの世界」が始まった．憲太郎さんは皆にこういう態度なんだろうなんて疑っていたが，防衛的になりすぎだ．
それなのに，何回も何回も反芻する様に書いてる．いずれにせよ，憲太郎さんが先に逃げる素振りを見せてはいけない．がっつり掴んで離さない，「強引さ」も男には必要だ．

防衛的…そうだな。
どういう親で在るべきかに悩む。ただ陵介を愛して居れば良いのか？無理な事は出来ないが、俺自身も親になる勉強中。色々と考えてしまう。知人の奥さんは三人息子。俺の事を１人息子だから溺愛だねと言う。
親バカなのは確かだ。溺愛言われてみるとそうだ。
友人の１人の所も独りっ子だ。確かにその友人も息子にキスしたい、抱きしめたいと言う。
俺はバカ親なんだと感じる。笑
家族を纏めてみると言った言葉に何処か俺自身が捕らわれてる。
実の親に嫉妬をしてる自分が居る。

家族を纏めようとしたのは責務の為でもう愛や未練はなかったのだろう．母親は見捨てられないので面倒をみている．
責任感を得たのも憲太郎さんの影響だろうし，家族に向き合う勇気を持ったのもあなたに大きな愛情というエネルギーを貰ったからだ．
今，頑張れるのは帰る場所，あなたの胸があるからだ．憲太郎さんあって今の彼があるんだ．
寂しいのは解る．あなたの全てが陵介になり，今それを持って行かれた．

寂しさ対策を思いついた．怒らないで聴いて欲しい．
１犬を飼い陵介と名付ける．云わば陵介犬だ
２抱き枕に陵介の顔写真を貼り付け，抱いて寝る．
１は陵介が戻って来た時，犬が混乱？しそうでダメだな．
２は一人寝の寂しさを紛らわしてくれそうだ．
どうだろうか？

彼女への嫉妬は無かったとは言い切れないが、そんなにまでは悔しさも無かった。自身があった訳では無いが、彼女へは理解出来ない陵介と俺との関係が、勇気と言うのか、強い心を持たせた。
やはり羨ましいのだ。実の親と言うだけで陵介を独り占め出来てる。本当ならもっと喜ばないといけないのだが、実の親に対してすべき対応を俺にしてる。しかし絆は深くとも、決定力無い事に不安がある。
どう耐えるかだよな。
二人？そうなんだよな、俺と陵介の関係は二人+おばあちゃんなんだ。同じ皮膚炎では無く血の繋がり欲しい。

仕事で紛らわしが一番良いようだ。笑
仕事の鬼になるかな。
寂しさと言うより、親としての暗黙の束縛に慣れる事が先だな。
犬…陵介がいつか飼おうと言ってた。今は寂しい思いをさせるから一先ず保留。
何より陵介の方が可愛い。笑
当時は犬を飼いたくても、陵介に費用が掛かってたから、犬どころでは無かった。
犬も良いなとペットショップに二人で行ったなー。値段を見て陵介は俺が居るから良いよね。だって。笑
何が…陵介の前で親をしてたが、居なくても親である事に慣れて無い。
一番は其所だろ。
気付いてくれてからの期間が短すぎたのもある。
陵介の映像がDVDでしか無いのも。笑
もどかしさを感じながら、孤独なだが束縛ありの親に慣れて行く。そう考えると、恋愛と言うのはいい加減なんだと感じる。

抱き枕は敢え無く却下だったな．笑
「俺がいるからいいよね．」とは，愛されているのを知っている発言．
短かいとは思った．まだ始まったばかりだった，生活を共にして理解を深める事ができた筈だった．憲太郎さんの家庭の話とか兄貴の話とかしてやるといいなと思っていた．
本を読むより人の経験談が何倍も糧になる．本来，親子で交わされる筈の会話が陵介には無かった．そういう事も含め彼はあなたに惹かれたのだろう．
それにつけても彼の帰る場所は憲太郎さんの所だ，生きる術，仕事だって教えてやらなくてはならない．あなたは自身が思う以上に彼にとって重要，必要不可欠な存在なのだ．