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銀玉物語3


記事No.133  -  投稿者 : N  -  2010/12/19(日)03:14  -  [編集]
そして、次の日仕事終えるとすぐ家に帰り、シャワーを浴びた。
いつもより、丹念に洗い、髭も丁寧に剃り、ついでに歯も磨き気合い入れまくりの俺だった(笑)

服装は黒で統一し、シックに決め、髪も軽くワックスで立たせた、普段はこんな事しないから自分でも少し変な気がしていた。

俺は人混みは避けたいので、なるべく人通りが少ない地下鉄の駅を選び乗り継ぎ乗り継ぎテレビ局に近いとこから上がり、まず近場のラーメン屋で腹を満たそうとしたが、臭いがするのを気にし、近くのコンビニでお茶とおにぎりを買った。

(まぁ、どうせ酒飲むならもう少しうどんとかにしておいてもよかったかな?)
など考え公園のベンチに座り込み食事をすませ、いざイベントへ。

と、思ったが、まだ始まったばかりでそう人もいないだろうと考えた俺はまたコンビニに引き返し、雑誌を立ち読みしていた。
すると、偶然にも例の彼がコンビニの横を通り過ぎていくのが見えたが、まさか、彼がこんな場所にいるはずがないし、気のせいだなと勝手に思い込み、三十分ほどしてからイベントハウスに着いた。

予想通りにちょうど人が集まり始めたくらいの時間で結構盛り上がっていて、俺はさっそくチェックに入った目で追う人混みの中になかなかこれといったタイプはいないものだ。
しかし、今日はかなり久々ということもあり気分がかなり高揚していた。
またそれは、俺がどれだけ飢えていたかを同時に証明した。


一通り見て廻ったが、あまりこれといった人がいないのでとりあえず、カウンターでウォッカをロックで頼み、様子を見ることにした。

ここは外出も自由なので、ある程度時間が経ったら少し外にでるつもりだった。

すると、暫く待ってた甲斐があり、三人組の若いグループが入ってきた。
そのうちの一人が結構タイプだったんで、誘おうと思い、席を立った時だった。

ドンっと肩に誰かがぶつかってきた。

?「あっすみません。前を見てなかったので。」

N「いやっ、こっちこそ見てなかったから、そっちは大丈夫ですか?」

?「あっハイ。僕は全然。」

と、ちょうど暗いとこで顔は見えないが身長はやや高めかな?細身だし、顔がタイプなら誘ってみるかな?と考えていると…


続く

※この物語はフィクションです。

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