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狂気の愛情2
記事No.191 - 投稿者 : 黒鉄 - 2014/01/02(木)00:47 - [編集]
夕方、蛭間の部屋のチャイムが鳴った。
玄関を開けると、そこには和也が立っていた。 「よっ、蛭間、ノート借りにきたぜ」 「あれっ、鶴谷君一人なの?」 「あぁ、さすがにちょっと勉強しねぇとマズイし…。」 「そうだね、試験まであまり日にちないもんね。」 「そうなんだよな〜。」 「そうだ、鶴谷君、この先生、今度の試験で出題のヒントを教えてたよ。」 「マジ!?」 「ほんとだよ。何なら鶴谷君にも教えてあげようか?」 「是非教えて下さい!」 「それじゃ部屋に上がって。」 「悪いな、おじゃまするぜ」 部屋に入り、リビングに座った和也に、蛭間はジュースを出した。 ノートをパラパラとめくりながら、そのジュースを口にする和也。 「どこあたりが試験に出るの?」蛭間がノートを指差しながら話しを聞く和也。 「へぇ〜、なるほどね」 蛭間に相槌を入れる和也。 しばらくした時、急に睡魔が和也を襲った。 「んっ…うっ…なんか、すげぇ眠くな…って…」 ドサッ… 和也は言葉を言い終わる前にテーブルにたおれこんでしまった。 「どうしたの、鶴谷君!」 和也の肩を何度もゆすっても反応がなかった。 蛭間の真面目な顔が卑劣な表情に変わった。 「この日のために特製の薬を手にいれたんだ…どう、すごくきくだろう?」 蛭間は意識のない和也を抱えると、隣の部屋に引きずっていった。 その部屋は普通のものとはかけ離れていた。 天井の滑車から何本もの鎖がかけられ、パイプ式のベッドに和也を寝かせた。 「好きだよ和也ぁ〜」 和也を見下ろしながら、身動きしない端正な顔を撫でる。 「即効性の睡眠薬はどう?」 蛭間の卑劣な両手で和也の頬、唇、首、そして襟首から露出した鎖骨をなでまくる。 「でもね和也、すぐにもうひとつの効果で身体がおかしくなるから…寝てられないぐらい強力な媚薬で目が覚めるよ…クックックッ…」 蛭間は和也の股間を見つめた。スキニーぽいタイトなパンツに、和也らしきものの膨らみがみてとれた。 その恥部にそっと手をのばす。そっと指先で膨らみを触った。コリコリと弾力のある感触が伝わってくる。 「これが和也のおちんちん…」 ズボンの上から和也の形を探るようになで回す。 「んっ…くっ…」 突然和也の漏らした吐息にびびって股間から手を離した。 眉ひとつ動かなかった和也の顔がピクッと動き、額や首に数滴の汗が現れていた。 (げへへへっ、媚薬の効果が出始めたようね、和也がその媚薬に我慢できずに目を覚ますまえに…) 蛭間はベッド四隅のパイプに和也の手足を大の字に拘束した。 COPYRIGHT © 2014-2024 黒鉄. ALL RIGHTS RESERVED.
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