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ゲイじゃあ無かったはずが 9
記事No.204 - 投稿者 : 鬼島 - 2015/01/03(土)17:31 - [編集]
こんな日が来るとはな。
心が満足すると身体も満足するのか?。 どんなセックスよりどんな相手より、拓海さんとの今が幸せでめちゃくちゃ気持ち良い。 フェラされてるチンコの気持ち良さだけでなく、拓海さんのチンコをくわえてる事も気持ち良く思う。俺はこんなにチンコ好きだった?確かに拓海さんだからもあるが、不思議とめちゃくちゃ拓海さんのチンコがいとおしい気持ちになり、フェラしてる時のチンコの感触が気持ち良く感じた。ケツにも欲しかったけど我慢!。 もうこのままどうになっても良いって気持ちになった。 拓海「あーイキそう!」 俺「あー俺もイキそう!」 ほぼ同時だった。お互いの口の中へ発射しあった。 最高のフェラだった。 拓海さんに抱きしめられキス!舌を絡ませてキス!。 口の中に残ったお互いの精液が混ざり合い、素敵なキスだった。 時間を忘れ抱き合ってた。 俺「拓海さんと別れてた期間の方が短いのに、こんなに気持ちを話し合えたの初めて?」 拓海「そうだよな!でも、勝也が自分の本当の気持ちに気付いたから話し合えたんだろうな!」 俺「そうだよね、俺は俺自身をもごまかしてたんだもんね!」 拓海「嬉しいよな。本当に嬉しい!」 俺「嬉しい?」 拓海「だってさ、俺だから良いって言ってくれてたが、俺だからだけじゃないもんな。男の俺だからになってくれたんだよな」 俺「拓海さんの好きさが倍増した感じだね!」 拓海「ありがとう!」 俺「その代わり、しっかり責任取ってよ!」 拓海「はい、かしこまりました。あっ!そろそろ行かなきゃな、寄りたい所もあるんだ!」 ホテルを出て協会に向かった。その途中で拓海さんが寄ってくれたのが宝石店だった。 拓海「急だからな、、、これどうだ?」 俺「どうするの?」 拓海「決まってるだろ!」 俺「はいはい!」 拓海さんはサイズの確認をした。思ってた物に合うサイズが偶然的にもあった。 拓海「イニシャルと今日の日付入れると時間掛かりますか?」 店員「1時間位で出来ます」 拓海「お願いします」 近くのカフェで過ごし取りに行った。ふたりのイニシャルと今日の日付。これで本当に結ばれるんだって更に実感した。 教会は繁華街にある小さな建物だった。 扉を開けると牧師さんが出迎えてくれた。 拓海「お願いをした拓海と勝也です」 牧師「良くいらっしゃいました。お待ちしてみした」 拓海「これを交換したいのですが?」 牧師「わかりました。それでは早速こちらへどうぞ」 一段高いところにある牧師さんの机の前に立つと、牧師さんが聖書の朗読を始めた。 牧師「病めるときも、、、勝也を愛しますか?」 拓海「yes」 牧師「拓海を愛しますか?」 俺「yes」 牧師「ではリングの交換を」 牧師さんが差し出したリングを拓海さんが受け取り、俺の左手薬指に差し込んだ。 俺も牧師さんから受け取り拓海さんの左手薬指に差し込んだ。 再び牧師さんからの洗礼を受けた。 牧師「誓いのキスを」 ふたり向き合うと拓海さんの唇が重なった。 何気に舌が俺の中に入って来た。舌を絡ませてキスをした。神様ごめんなさい! また牧師さんの方を向こうとした時だ。 バタンとドアが開いた。 見るとデカイ男が入って来る。 俺は一瞬マークスかと思って凍り付いた。 牧師さんがすかさず、その男の方へ行き話をしていた。 俺「心臓止まりそうだった!」 拓海「どうして?」 俺「だってマークスに見えたもん!拓海さん奪いに来たのかって一瞬思った。」 拓海「ははは、ちょっと体格は似てるか?」 俺「ドラマじゃないしね!」 拓海「そうそう!」 牧師「ごめんなさい、ちょっと相談に来た様です。ご迷惑でなければ彼を座らせて良いですか?」 拓海「構いません」 誓いの文章にサインをしこれで神様の前で拓海さんと結ばれた。 彼「お詫びとお祝いに写真を撮って上げる」 拓海「ありがとう」 彼「誓いのキスは終わったのか?」 拓海「終わったんだ」 彼「牧師さん、誓いのキスをもう一度!」 牧師「良いですよ」 再び誓いのキスをしてる所を俺たちの携帯と、彼のカメラで撮影し、更にリングを見せながら牧師さんとの3人で撮影した。 彼「僕はカメラマン、良かったら僕の個展に出して良いか?」 拓海「どうする?」 俺「良いけど」 拓海「構いませんよ。良かったら俺たちにも教えて下さい」 彼は名刺の様な物を渡してくれた。拓海さんは日本の住所を書いて手渡した。 彼、マイクだとか? 握手を交わした。彼もゲイだと言ってた。 牧師さんとマイクが話してる間、俺たちは教会の隅の席に座り余韻を味わってた。 不思議な気持ち。トントン拍子に挙式まで行えた。 教会の雰囲気、そして俺たちの指にはリング、更に互いにサインした書類がある。 日本では無意味ではあるが、嬉しくて嬉しくて涙が出て来た。 来た初日にはもうダメ、ひとりで帰ろう。拓海さんとは会ってはいけなかったと涙を流した。 更にその夜にマークスからのレイプだ。 ひとりで帰るつもりが、拓海さんと帰れる。しかも拓海さんと結婚式までして帰れる。 拓海さんがそっと肩を抱いてくれた。 俺「ひとりで帰らなきゃと思ってた。まさか夢の様だよ!夢なら覚めないで欲しい」 拓海「夢なんかじゃないよ。ほらね!」 リングをキラリと光らせて見せた。 拓海「偶然にも全てがトントン拍子だったな!偶然?そうじゃないよな、そうなる運命だったんだよな!」 俺「運命?そうだよね。運命なんだね!」 再びキスをしてた。 牧師「末長くお幸せに」 マイク「必ず連絡する」 拓海「ありがとうございました。勝也を大切にします」 俺「ありがとうございました」 教会を後にした。 拓海「急に腹減ったなー!」 俺「晩飯食って無い!」 拓海「じゃあ行くか!」 小さなレストランへ寄った。 拓海「なかなか美味しいんだぞ!」 古い店だけど感じの良い店だった。 窓際の席は残念ながら座れ無かったが、テーブルは空いていて直ぐに案内された。 ワインで乾杯をした。結婚して直ぐの晩餐会。ふたりだけの晩餐会。 俺「披露宴ってことかな?」 拓海「披露宴にしては寂しいけど、俺たちだけの披露宴だな」 COPYRIGHT © 2015-2024 鬼島. ALL RIGHTS RESERVED.
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