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ゲイじゃあ無かったはずが 11


記事No.206  -  投稿者 : 鬼島  -  2015/01/06(火)15:22  -  [編集]
ゲイへの理解と言うのは難しいと感じた。確かに俺もそうだった。拓海さんの事が好きだと言う気持ち、拓海さんとセックスを高校1年のときに体験し、付き合い始めてからもゲイだと言う気持ちになかなか気付かなかった。
本人事態がそうなのだから、周囲がそれを理解とはなかなか行かない。
しかし、一応は俺との事は悪くは思われてない。
恐らく、拓海さんのご両親も、俺が拓海さんだから好き、拓海さんだからと思ってたそんな気持ちで居るのだろうと感じた。
拓海「女に興味が一切無いって事はまだわからないだろう。しかし勝也との生活については口は出さないだろう。」
俺「俺がそうだった様に、やっぱり時間が必要何だよね!」
理解と言うものは本当に難しいと感じた。
拓海さんは教職の道に進みたいと体育の教師を目指し、俺は無難なと言うのか、公務員試験を受けてと言う気持ちで歩みを始めた。
企業に就職と言うのもあるが、転勤があっても地元から動かなくて良い。拓海さんだって、教師だから移動も範囲が限られる。
また離れたくは無い。
少し時期を見て俺もカミングアウトをしようと決めた。
理解はされなくても、拓海さんとの事だけは伝えておきたかった。サラリーマン家庭の俺の実家。
一応は購入マンションだ。両親共に地方出身、父親は次男でもあり、家を守るとか家督を継ぐとか、そんな煩わしいものは無い。
拓海さんと生活を始めて半年、ちょこちょこと実家には帰っては居た。俺が出たのを良いことに弟が独占し部屋はほぼ無いと言える。拓海さんの所とは違い、放任とも言えるのか?。
卒業後の目標を話を先ずはした。無難で良いのではとあっさり。そして両親に俺がゲイであり、結婚はしない事を告げた。
父親は複雑な顔をして居た。
母親「全然女っけ無かったわよね、拓海さん、拓海さんって!あんたいつも拓海さんだったでしょ!拓海さんのお家お邪魔したら帰って来なかったわね。バスケットとか良いながら、拓海さんの事が好きだったんでしょ!」
俺「そうだけど、、、」
母親「この子可笑しいんじゃないのって思ってたわ!何処で育て方間違えたのかしらって悩んだわよ。病気なのかしらって思ったわよ!」
俺「病気とかじゃない!」
母親「まぁ、あなたの人生、あなたが好きな様に生きれば良いわ。どんなに言っても、部活はしないしらふらふらしてたあなたが、拓海さんのお陰でバスケットでも活躍出来る子になれたんだし、こうしてまともに大学生になって、手堅く公務員にもなろうとしてるんだから、お父さん、私たちには何も言えないわよね!あのままじゃあこの子どうなるのかしらって思ってたわ!お父さんにも何度も相談したわよね、お父さんだって様子を見ようとしか言わなかったでしょ!拓海さんがこの子をバスケットをやる気にしてるんだから!」
父親「納得はしてないぞ!納得は出来ないが、お前の人生だ、後悔だけはするな!」
許してもらえた、理解してもらえた訳では無いが、バスケを通じて拓海さんが俺をまともな学生にしてくれたと言う事から、拓海さんとの関係については目を瞑った感じだろうか?
ともあれ、許されたとは言えないが、公認と言う感じにはなった。母親の言葉を聞き、見てないようで見てるんだと思った。
俺の親も、拓海さんの親も、バスケと言うスポーツを通して、俺と拓海さんが深い関係にあり、互いに研鑽を積み今がある事は理解はしてる様だ。
高1の夏前に、バスケをやらないかと拓海さんに言われ、見学する気も無かったのに、先輩らに追われて体育館に逃げ込んだのが始まりだ。
試合までほとんど毎日、拓海さんの所へ泊まり込んでた。
まだあの頃は厳しいけど優しい先輩、兄貴の様な人って感じだったけど、着実に拓海さんを思い始めてたんだ。
バスケが無ければ出会いも無い、バスケが無ければ親の公認が得れる付き合いは無かった。
バスケを通じて様々にあった日々の積み重ねが、親を認めさせたのだ。バスケが無ければどうなってた?色々と考える。
バスケとなると厳しい拓海さんだが、バスケを始めたら今がある。バスケをやって来て良かったとそう思えた。
しかし!俺にバックの喜びを教えておいて、でも、試合が近付くと何日もお預けだ。
話が前後してしまうが、帰国して数日した後に試合があった。
やっと試合を終え、俺たちの新居が決まってようやく新婚初夜、拓海さんがアメリカに行ってから約1年10ヶ月ぶりに拓海さんのチンコが射し込まれた。
拓海さんも良く我慢できたなと思うが、バスケにかける情熱あるからな、アスリート魂がぐっと堪えさせる様だ。
帰って来て物件を探して、その間にバスケの指導を受けながら生活の準備をして行った。
これ幸いとはいえ、確かに新居に入るまでに10日ほどだ。
早く一緒に暮らしたい!焦る気持ちをバスケにぶっつけた。
久しぶりの拓海さんの指導は、やはり厳しかったが、拓海さんからの指導、ふたりだけの特訓は厳しいが懐かしさと再びの喜びで、辛さより嬉しさだった。
部屋は1Kで決して広くは無いが、ふたりで住むには丁度良い。
鍵の引き渡し日、早速に荷物を運び入れた。
新たに必要な物は通販などで揃え、マークスからの慰謝料が役立った。
全ての設置が終わり、片付けが済むと新婚生活の実感がわく。
俺「どうしよう、パンツとか別けて入れないと分かんなくなりそう!」
拓海「パンツサイズ一緒だよな?」
俺「確か、うん、そう!」
拓海「勝也がこだわらないなら俺はどっちがどっちってかまわないけど?」
俺「だよね、どうせ洗濯の時は一緒になるんだよね。俺が拓海さんの履いててもOKだね!」
拓海「お揃いも良いけど、その方がいつも一緒って感じだよな!新しく買うときは同じの2つ買うのも良いな!」
俺「そっか、それ良いね、色違いとかにすれば便利だね。Tシャツとかは色違いにしよう!」
さすがに洋服とかは身長差10p以上あるから無理だが、Tシャツやパンツなどは共有出来る。
ようやく全てが収まり、新婚生活の幕開けだ。
拓海「今晩はデリバリーにしようか?」
俺「そうだね、今から作ったりは面倒だね!」
デリバリーで寿司と蕎麦を頼んだ。
俺「そこのコンビニで朝飯とかビール買って来る!」
拓海「じゃあそっちは任せた。これだけやっとくな!」
色んな食材は翌日買いに行くとして、とりあえずの食べ物とビールを買って来た。
一緒に暮らす事ばかり考えてたが、ふと家賃は?料理は?など考えた。
俺が作れるのは、、、適当な料理だよな!料理本を見つけそれも買った。いざとなればレシピ検索!とりあえずは小中学校での家庭科は成績は悪くは無かった。
帰るとデリバリーも到着してた。早速にテーブルに広げた。
全てペアで購入した食器を並べると最初の食事だ。
俺「全然考えて無かったけど家賃どーしたら良い?」
拓海「いきなり金の話?」
俺「だってさ、大切じゃん!」
拓海「最初は借りるつもりで探してたんだけど、姉貴ら夫婦と親は住むからって、ここ、親父の知り合いが貸す為に購入してたらしいが、譲ってもらった物件。俺たちが払うのはとりあえず管理費だけ。」
俺「えっ、マジ!」
拓海「最初、あの古い所に決めてただろ、結局はそう言う事になったんだ」
俺「そっか、じゃあ生活費だけだね!毎月3万は親が出してくれる。勿論バイトもする。」
拓海「卒業するまでは出してくれると言ったし、一応は俺の貯金もある。」
俺「それなら何とかなるね。慰謝料の残りは貯金して来年の旅行費だね!」
拓海「そうだな!」
そんな会話から新婚生活が始まった。
料理も交互でやって行く。拓海さんはわりと器用で作れる様だ。
俺も頑張ろうって誓った。
洗い物一緒にし、いよいよ風呂だ。
風呂の準備が出来たと給湯器のパネルから声が!
一応、拓海さんからみれば俺はチビだが普通には高い方になる。
さすがに風呂はふたりには少し狭い。
拓海「風呂でイチャイチャしたい時はファッションホテルだな!でも密着で良いかも?」
俺「ここまで欲張れないから、たまに外で楽しめば良いね!毎回一緒に入るんじゃないから!」
身体を洗い合うのも始めて?銭湯とか行って一緒に風呂入ったりしたけど、、あっホテルで一緒に入った。でも洋式だからこんなにまでしてない。
拓海「勝也は感受性すごいな!ほらほら!」
もう俺のチンコはビンビンに勃起していた。
俺「気持ち良いしー!拓海さんだってほら!」
洗い合いがチンコ握り合いになり、お互いのチンコが重なり合うとキス。
俺「洗い合いにならないね!」
拓海「そうだな、こんな所より広い所に行こう」
拓海さんはずっとチンコをいじってくれ、何度もキスを繰り返し、いよいよベッドに向かった。

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