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ゲイじゃあ無かったはずが 13
記事No.208 - 投稿者 : 鬼島 - 2015/01/08(木)11:48 - [編集]
当番も何も決めてはなかっかたが、拓海さんより早くに目が覚めた。横に拓海さんが眠ってる。
このままずっと拓海さんを見詰めていたい。そんな気持ちもあるが、これから毎日何だよな、毎日味わえるんだよな。 もう少し、もう少しと思いながらも何度か拓海さんの寝顔にキスしてベッドから出た。 高校の時の事を思い出してた。 初めて拓海さんに挿入され、結ばれた日の事が鮮明に思い出された。まさか、こうして新婚生活が始まるとはな!ついつい口元が綻ぶ。 俺の両親共稼ぎだったから、帰宅部の頃は適当に何か作ってたりはした。 最近は便利。コンビニは色んな食材がある。 詰め込んでと言うだけだが、バターロールに玉子サラダ、ツナを挟んでサンドイッチを作り、サラダとインスタントのスープを用意してた。 ふと拓海さんを見るとベッドから俺を見てた。 拓海「おはよう!」 俺「起きてた?」 拓海「ちょっと前にね」 俺「声掛けてくれたら良かったのに!」 拓海「良いな〜って見てた」 俺「出来たよ!」 拓海「サンキュー!」 拓海さんは横になったまま両手を広げた。 拓海「勝也ほら!」 俺「自分で起きろー!」 拓海「ほら来いよ!」 ベッド近くに行くと腕をぐっと掴んで引寄せ、おもいっきり抱きしめられた。 おもいっきり頬擦りされてキスした。 拓海「やっとだな!やっと勝也を朝からこうして抱きしめる事が出来るんだな!」 俺「これから毎日でしょ!」 拓海「そうだな、そうだよな」 俺「拓海さんの、、、」 拓海「さんはもういいだろ!」 俺「拓、うーんまだ慣れないなー」 拓海「俺たちもう一緒何だろう!かしこまるなよな!」 俺「わかってるから!」 拓海「このまま時間が止まってくれたらな!」 俺「そうだね、だけど、これから毎日だもんね!」 拓海「そうだな!」 甘い甘い生活が始まった。 甘いとは言え、バスケとなると厳しくなる。 大学4年となり俺も部活を引退する時期となると、拓海さんが入ってるアマチュアチームに入る事になった。 就活とバスケと残りの大学生活。拓海さんは教員免許取得し、付属の高校の教育実習など、互いに忙しくなって来た。 俺たちの関係には一切と言うほど何の問題も無い。アマチュアチームで一緒に活動もして居るから、一緒に居る時間も何もかもが1つとなっていた。 ただ、問題と言う物は俺たちがどんなに絆で結ばれて居ても、他者からの攻撃的な事は生じる。 拓海さんが言ってた通りの事が幾つか発生もした。 DVDに出たが為に、俺が出たDVDを観てるヤツは以外に身近に居た。俺はこうして拓海さんと再会するまでは、他者からもノンケ、女とのヤリチン、歩く凶器とも言われてた。誰もが男とやってるとは知らなかった。 だが、隠れゲイって居るんだと知った。 後輩の健汰がそうだった。 全然気付かなかったが、ある日を堺に健汰の視線がやたら気になる。 着替えをしてる時、それまでも俺を見てたのかも知れないが、すごく健汰に見られてるって感じがした。 それまで、俺は当たり前の様に、同期の仲間とオープンな着替えしたりシャワーしたりして、チンコ隠す事もしなかった。 普通に女の話をし、ヤリチンだからなと言われた。 ゲイとして生き始めたが、友達とかにはカミングアウトして無いし、DVDに出た事も何も知らないつもりだった。 飲み会の席だった。何時もの様に体育会系の飲みをして、騒いでた時に健汰が酌をしに来た。 健汰「見せてもらいました」 健汰が何を言ってたのか解らなかった。 俺「何を?」 健汰「何をって、決まってるじゃ無いですかー!」 俺「えー?」 健汰は耳元で「DVDです!」 俺「えっ、あれは、、、」 健汰「まさか先輩がってびっくりしましたよ!」 俺「いや、どうしても金が!」 健汰「やっぱ金ですか?」 その後色々チャチャが入った。 健汰「先輩と飲みに行きたいな!どうですか?」 俺「ちょっとだけなら、、」 学生の飲み、二次会は其々となった。 健汰と居酒屋へ行き飲み直しとなった。 俺「健汰はゲイか?」 健汰「いきなりそれを言うんですかー?」 俺「見たって言うから!」 健汰「そりゃそうですよねー!そうなりますよね〜!」 俺「別の大学の友達に聞いてたのと、〇〇でスカウトされたからだ!」 健汰「そーなんですかー!」 俺「それでどうした?」 健汰「いや、別に良いんですけど、先輩もひょっとしたらってね!実は男もイケるんじゃないですかー!」 俺「何が言いたい?」 健汰「脅してるんじゃないっすよ!先輩に言うって事は俺はゲイだってカミングアウトしてるんですから!」 俺「付き合ってくれとかか?」 健汰「其処までは、、」 俺「ならどうしたって言いたいんだ!」 健汰「やりませんか?」 俺「はぁ?」 健汰「先輩のチンコに惚れました!スゲーチンコですよね!平常いつも見させてもらってますが、DVDでマジかって思いましたよ!」 COPYRIGHT © 2015-2024 鬼島. ALL RIGHTS RESERVED.
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