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ゲイじゃあ無かったはずが 15
記事No.210 - 投稿者 : 鬼島 - 2015/01/12(月)00:12 - [編集]
その日は何とか切り抜けた。引退まで後少しでもある。取り敢えず無難に過ごせたらとも思った。
ネット社会の恐さも知った。海外での事ではあっても、色んな情報が得られる社会、便利な反面で全然便利でない事も感じた。 健汰は何を言いたいのかもいまいち分からなかった。 拓海さんと再会するまで、散々女とはやってたのに、DVDに出て他の男ともやってるが、ゲイ初心者の俺には拓海さん以外の相手との性行為は頭に無い。 更にタチと言う気持ちは無く、ウケと言う気持ちだ。 どんなにチンコを誉められても、チンコをいじられて遊ばれるならともかく、其れ以上の行為に対する欲求も無い。 DVDの中で、そしてマークスに対しての倍返しで掘る事をしたが、掘りたい気持ちはそんなにまで無い、拓海さんに抱かれる喜び以外には考えられない。 拓海さんに打ち明ける。 拓海「仕方ない事だよな。取り敢えず試合については観戦には行くが、声を掛けずに帰るよ!」 拓海さんはそう言ってくれた。 言ってしまえば良い、健汰にカミングアウトしてしまえばそう思った。 引退試合が行われ、辛うじてと言う勝ち方だったが、最後に花を飾れた。 打ち上げと追い出しコンパが行われた。 体育会系の飲み。他の部よりはおとなしい方ではあるが大騒ぎの飲みだ。 二次会からは部屋飲みとなり、あれこれ買い込んで一番広い部屋に住んでるヤツの所へ押し掛けた。学年様々で10名だ。デカイ奴らが10名、広い部屋とはいえ狭く感じる。 10名の中に健汰も居た。 大騒ぎになり、同期のヤツの一人が目配せし、健汰を押さえ付けて解剖遊びを始めた。 健汰「先輩ひどいっす!」 あれよあれよと言う間に全裸にされた。 同期「何だよ包茎かー!」 大きさもそんなにある様には思えなかった。 健汰「俺の何か見るより勝也さんの方が良くないですか?」 俺「何で俺?変な事を言うな、いい加減にしろよな!」 同期「おー!歩く凶器の見納めになるんだよな!」 俺「ちょっと待て!放せ!触んな!おぃ、後輩のくせして何をするんだ!」 健汰「やられたらやり返すでしょ!」 俺「俺、お前になにもして無いぞ!やったのこいつらだろ!」 健汰「ブレイコウ!」 俺「お前、いい加減にしろ!」 健汰「勝也先輩のデカイって皆さん言ってますが、勃起したの見たことあるんですか?」 同期「そう言えば無いな!女らが言ってたのを聞いただけだ!」 健汰「噂でしょ!ホントかどうか分からないままで良いんですか?」 同期「女らの話じゃ20pとか言ってたが、20pホントかよ?」 俺「俺のが何pとかどうでも良いだろ!」 取り敢えず的にパンツ脱がされ、チンコ丸出しにされた。 平常でもデカイ方らしいが、膨張率が高いらしく平常では仮性包茎になり、チンコの先が少し頭を出す程度だ。 同期「平常でもこんなんだもんな!勃起したらスゲーだろうな」 健汰「勃起させましょう!」 俺「止めろ!何する!手を放せ!触んな、触んな!」 健汰「暴れないで下さいよー!ホントかを見せて上げないとー」 健汰、お前!俺の勃起はDVD観てるだろ!くそ! 健汰にチンコいじられて、俺、不覚にも勃起し始めた。 健汰「勃起して来ましたねー」 同期「もっとやってやれ!」 俺「止めろ!恥ずかしいだろ!触んな、止めてくれー!」 いじらてマジ勃起してしまった。恥ずかしいやらなんやかんや、穴が有ったら入りたい。 平常なら平気だけど、さすがに勃起は恥ずかしい。 同期「マジか?でけー!」 健汰「女の子らが言ってたの本当なんですねー!」 俺「もう良いだろ!」 同期「確認した!しかしスゲーな、それマンコに突き刺してたのかよー!」 俺「悪いか!好きででかくなったんじゃない!」 健汰にまんまとやられた感じがした。 それから飲み直しになり、数名は帰ったが終電も無くなり、ネットカフェに泊まるかと言う話にもなった。 ツレが泊って行けと言ってくれ、敷き布団とか毛布とか1つをふたりが利用して雑魚寝となった。 帰りたかったんだけどね、タクシーに乗って帰るのも勿体無いし、拓海さんからも最後なんだからしっかり仲間と打ち上げして来いと言われてた。 拓海さんも友達と会うって言ってたから、拓海さんの居ない家より仲間と騒いでる方が良いか?。 まだ就職決まって無い同期のヤツも居たが、一応俺は公務員試験も取り敢えずクリアし、何とか採用予定にくい込んでた。 拓海さんも、付属高校での教員の内定は得ていて、取り敢えず心配は無かったから余裕持ちすぎた。徐々に酔い潰れて眠りに入り、俺もいつの間にか眠った。 COPYRIGHT © 2015-2024 鬼島. ALL RIGHTS RESERVED.
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