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ゲイじゃあ無かったはずが 18
記事No.213 - 投稿者 : 鬼島 - 2015/01/22(木)21:14 - [編集]
小さな問題は無かった訳では無い。ちょっとした事はあった。
社会人となってからは、ゲイ的な問題より異性の問題が多く出て来る。 ゲイがゲイを隠して一般社会で生きるって難しい。 しかもカップルがカップルである事を言えない。 俺は結婚してるんだー!って言いたい事も沢山ある。 女を紹介してくれるヤツも居る。唯一許される場所、それがゲイバーだったりするが、様々な理由でなかなか足を運ぶ事は出来ない。拓海さんも部活の顧問をしたりで、生徒と共に過ごす時間が多くなる。アマチュアチームでバスケしながら一緒に活動もしてるが、仕事が優先になり、活動には制限が出て来る。 1人での行動も少なく無い。 チームの仲間に誘われ、飲みに行ったりもある。自ずと女の店にもなるし、行けば彼女の話にもなる。 サポーターと言っても、チームのメンバーの彼女やその仲間だったり、既婚者はその家族だったりする。 たまにみんなでバーベキューをしたりしてるが、其所に行けば行ったで彼女の話になる。 繋がりで紹介されたり、要らぬ世話と思える行為があるのだ。 俺と拓海さんは、、、と何度も言い掛けた事がある。 言ってしまえば楽になるが、せっかくチーム輪が壊れてしまう様にも思える。 拓海さんにはファンが居る。モデルの様な拓海さんだ、ファンが居るのも当然だが、やはり周囲はくっ付けたがる。 ありがた迷惑ってやつが多い。 ファンからの贈り物もある。 贈り物がうらやましいのではなく、拓海さんは俺の彼氏だし、女には全く興味無いよ!、まだ俺の方が女と最後にやってから間が無いよ!ってそう思って見てる。 どんなに強い絆で結ばれてても、言えない言わないって辛い。普通じゃあ無い者が普通に生きるってのは難しいんだって思った。 かといってもう俺は普通には生きれないし、普通に戻りたいとは思わない。 これを背負って行かないといけないんだと実感する。 社会人となってから、すれ違いも多くはなった。それまでいつも一緒だっただけにちょっと不満。 しかしその分、エッチでしっかり満足する。 COPYRIGHT © 2015-2024 鬼島. ALL RIGHTS RESERVED.
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