|
小説の様な実話9
記事No.222 - 投稿者 : 憲太郎 - 2015/04/25(土)07:13 - [編集]
前の相手との真逆なギャップ。
俺を苦しめたのはそれだ。身体以外の全てを俺に丸投げする陵介に対し、前の相手は身体は許しても其所には陵介の様な愛情や甘えは無かった。 こんなに俺に見せて良いのか?思わずそう言いたくなる。 しかし、ゲイビの姿とは異なる。こんなに身体以外の全てを許してるのに何故だ?俺を騙そうとしてるのか?。 時々そうも思った。 一緒に生活をしてるのだから、陵介の裸も毎日の様に見る。 さすがに、朝勃をしたりすると慌ててシャワーに駆け込む。 テントを張った所しか見る事は無いが、風呂場で抜いたのか?落ち着いたのか?平気で俺の前で全裸を見せる。 疑いたく無いが、様々な思いが出て来る。 こいつは何なんだ!俺は男に興味があるから、お前と出会う事になったのに、ゲイビで散々にやられてる姿を見せ、惜しげも無く何度も射精の瞬間やチンコをぶちこまれてる姿を見せてる。 売り専だけならそんな姿を見る事は買ってる時だけで、その他には何も無い。自分の想像と言うのか、他のお客さんにやられてたとしても、見えない所での姿だ。 バージンなうぶな子で無い限り、元カレだとかで何らかの関係は持ってる。 陵介はDVDや動画で観れてしまう。男に対するトラウマがある、男とのキスはダメ、チンコをくわえるのも無理なんだと言いながら、画像の中の陵介はそれを普通にやってる。ダメと言ってるがやりまくってる。 しかも恋人同士の様な振る舞い。俺からでは無い、陵介自らがゲイカップルでもしない様な事を普通にして来る。 何なんだ、陵介いったいお前は何を考えてるんだ。 陵介「お揃いの何かが欲しいね。」 俺「えっ、俺と?」 陵介「うん!欲しい。」 俺「何を?」 陵介「アクセサリーなんか良くない?。」 俺「かまわないけど、俺とお揃いで良いのか?。」 陵介「うん、そうしたい!」 陵介がたまに行ってたアクセサリーの店に出かけた。 ついつい周囲を気にしてしまう俺が居る。 俺がというより、陵介の事を考える。俺は別にかまわない年齢にもなったが、陵介はこれからだし、更にたまに行くと言う店でもある。 陵介「これ良くない?これにしようよ、これなら2つあるしお揃いで持てるよ!」 店員が居ようと関係無い。ドッキっとさせられる発言が多い。 帰りに食事に行けば行ったで、別々の物を頼み半分ずつ食べる。 近くのスーパーに寄ると、一緒に食材を選び、ほとんど離れることなく買い物をした。一緒にビニール袋に詰め込む。 陵介「重い物は下にしないとね!」 笑顔でそう言いながら袋詰めをする。 銭湯にも必ず一緒に行く。何もかも一緒に行動。 そんな陵介を見てると、彼氏と言うより息子って気持ちが強まる。何の抵抗も無く俺に接して来る陵介。こいつとやりたいと言う気持ちを全くは消せないが、次第に父親の様な気持ちにもなって来た。 COPYRIGHT © 2015-2024 憲太郎. ALL RIGHTS RESERVED.
[ 作品の感想を表示閲覧・投稿 ] [ 記事編集・操 作]
|