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小説の様な実話11


記事No.224  -  投稿者 : 憲太郎  -  2015/05/20(水)07:37  -  [編集]
同棲を始めて半年が過ぎた。
陵介は、仕事に耐えれずに辞め、新たな資格取得をして居た。
そんな時に、俺は転勤の話が出た。元々、地元のある地域管内へ空きが出れば移動をしたいと思ってた。ついに空きが出た。
地元地域管内に移動をすれば、もうここへは戻っては来られない。ただ、定期的に出張では来る。
陵介に移動の話をした。
陵介「ここに居たい、時々だけど此方へ帰って来るんだよね。」
そう言った。
俺「ああ、月1だけど。」
陵介「まだ勉強途中だし、やってみたい事があるから。」
俺は陵介を残して地元のある地域管内へ移動をした。
出張だけで無く、陵介が気になり通った。
陵介はネットを使って仕事を始めた。しかし、陵介は微妙な態度を見せる。
一緒に暮らしてた時の様な甘えたな姿を見せながらも、隠し事も多くなった。陵介が必要と言うので置いておいた車も売却。あったはずの家具が無い。
俺「どうした?」
陵介「必要ないから売却した」
結局は売却したお金を資金にしてネットを使って仕事を始めてた。それならそれで良い。
陵介の為に置いてた物だ。
それから半年、どうも様子がおかしい。
仕事の為に住まいを移した。その時に、陵介は家賃を出せる様になるからと言ってたが、家賃を出すどころか、足りないと言う連絡が入る。
俺「足りない?家賃も全額出してるんだぞ!」
陵介「〇〇日に入金があるはずだったけど入らなくて…」
陵介から言い訳の多い言葉が次々に出てくる。
会えば普通の甘えたな陵介だが、仕事の事を言うと隠し事が多くなった。
半年目を瞑り、見て見ぬふりをしてたが、毎月の様に足りないと言う。
これはおかしい?
陵介を問い詰めた。
陵介「嫌、大丈夫だから!」
俺「大丈夫?毎月毎月催促が何故大丈夫なんだ!」
陵介「頑張ってるから、別にアルバイトもするから。」
俺「友達が経営アドバイザーをしてる、陵介、一緒に来い!」
友達を呼んで陵介に話をしてもらった。
陵介は突然涙を流し始めた。
陵介「ごめんなさい…俺…失敗してた。」
失敗してた事をごまかし続け、どうにか稼ごうとして泥沼化してた。


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