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小説の様な実話18
記事No.231 - 投稿者 : 憲太郎 - 2015/06/02(火)23:27 - [編集]
ストレートに抱きたい。
そうだよな。前の相手が相手だけに、どうしても金が発生すると、金…そう言う思いが先立つ。 しかし、陵介はそうだよな、ストレートに抱きたい、そう言う気持ちは確かに強い。 親としてどんな事があっても可愛いと思える、バカ親な気持ちで抱きしめてやりたい、キスだって下心無しで素直に可愛さでしたい気持ちと、ゲイの自分でもあるから陵介の全てを愛したい気持ちもある。 しかし、親としての気持ちが強まる。どんなに苦しくても、バカ息子の為に自分自身の事を後回しにしてでも、陵介の為に必死になってる自分が居る。 陵介には言わず、俺は陵介のおばあちゃんと何度か手紙を交わしてた。陵介を宜しくお願いしますとは書かれてるが、陵介の親、父親に変わっての謝罪的な事や、息子、陵介の父親の愚かさに対する言葉は無かった。期待してた訳では無いが陵介の孤独さを感じる。 陵介には妹が居る。 妹が入院した時も、側に居たのは陵介だけだ。 妹が入院して病院に居るとは聞いた。タイミングが良いのか悪いのか?出張があり今は陵介1人の部屋になった住まいへ帰った。 陵介は病院だし、久しぶりに友人からの誘いもあり飲みに出た。 俺「陵介も居ないし、飲みに出てるからサウナに泊まる。」 そうLINEをしておいた。 陵介「誰と?」 俺「友達」 陵介「俺の知ってる人?」 俺「紹介してない」 しばらくしてだった。 陵介「先に家に帰って待ってるから。」 久しぶりに嫉妬とも思えるLINEだった。 COPYRIGHT © 2015-2024 憲太郎. ALL RIGHTS RESERVED.
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