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小説の様な実話(親になる責任)
記事No.240 - 投稿者 : 憲太郎 - 2015/06/14(日)11:13 - [編集]
荷物を片付けろと言っておいたのだが、行ってみるとほとんど手付かず。ただ、俺の所に来て必要の無いものは、祖母の暮らす家の倉庫に持って行ってる。
陵介を捨てた祖母だが、陵介を育てたのは祖母だ。 離れる為の別れをしてたのだとは感じるが、翌朝には引っ越し屋が来るのに、陵介は帰っては来ない。 LINEで明日の朝帰ると… 俺「祖母の所で暮らすならそれでも良い。」ついそう送った。 陵介「いつこっちで暮らすって言った?」と返信。 俺「陵介、お前の事をやってんだぞ!。」と… ついつい水掛け論となった。 翌朝…「おはよう」とLINEが… 無視と言うより、時間が無く見る余裕すらなかった。 陵介は申し訳なさそうに、陵介にしては早い帰宅をして来た。 ようやく荷物を送り出し、車に残りの荷物を詰め込み出発した。 これから一緒にやって行く。 そう言う決意を持ちながら、車は出発をした。 身体は大人だが、まだまだ子供な陵介、改めて陵介と向き合う決心。 迎えに来るまでに陵介のゲイビを観まくった。 観ながら俺は陵介を確認していた。やはり違う。やはり演技をしまくってる。そして、これだけ出来る陵介はアスペルガーだったりでは無いのではと… 陵介の行動からアスペルガーではと言う疑いを持ってた。 アダルトチルドレンには間違いは無いが、場合にはアスペルガーの可能性もある。 陵介は何なんだ?そう思う。 母親の育児はネグレスト、陵介を自分の型にはめようとして来た。それに逆らう様な事をして来た陵介は、やはり障害と言うよりは心の病から来るものだと感じた。 恋心に別れを告げたのも間違いは無いが、既にそれは通り越してる。映像の中の陵介は別人、初めて会った時の陵介と同じ。 この半年は特にだが、陵介のだめっぷりを散々見てきた。 親は何をして来たのか?全てに対し俺は陵介を見て行かないといけなかった。 次から次へ支払いの滞納。出る出る出てくる。 カッコつけた映像の中の陵介とは大違いだ。 こんな陵介を実際に見てると、最早恋心と言うより愛してなければ、付き合う事すら出来ない。 こんな陵介でもいとおしいと思うから、そして親になってやろうと思うから陵介と一緒に居ようと思う。 目の保養にはなるが、成人男性としてはダメダメ過ぎるのが実情だ。 目の保養、DVDでは多くの人が陵介によって目の保養をしただろう。実物は違い過ぎるのだ。 実物を目の當にしている俺には別人にしか思えない。 総集編のDVDがついに発売された。 ゲイの世界から逃げてる陵介は、一切見ては居ないのだが、仮にも属しても居た。忘れたい過去ではあるが、逃げてるだけでは何の結果も無い。 二度と戻りたく無いのなら、ゲイビに出てしまった事や、身体を売ってた事をしっかり土台にして、お金が欲しかったから仕方ないで終わらせるのでは無く、自らしてしまった罪として反省する必要もある。 逃げないで向き合う事が大切だ。しかし、この親父はゲイ、どんなに陵介を息子として愛し、ダメダメなところまでいとおしいと見てるが、色気だけはある息子の姿についつい勃起してしまうのが情けない。 息子の陵介との新たな生活の開始した。 親になる責任。気ままな独身に終止符。 COPYRIGHT © 2015-2024 憲太郎. ALL RIGHTS RESERVED.
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