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小説の様な実話(責任2)
記事No.242 - 投稿者 : 憲太郎 - 2015/06/16(火)10:13 - [編集]
幸いに、コンビニに行った後に1人ドライブをしていたと言う。
幸いと言うのか?ここには陵介がつるむ相手は居ないし、陵介にも幾つかのプライドはある。 陵介を迎えてやろうと言うのか、その前に陵介が変わって来たと感じたのは俺と居る時の姿だ。 子供その者と言える。あれだけ出かける為に様々な事をして居たのに、全然普段着のままの姿だ。 どうしても友達と会わないといけないと言って出かけた時、わざわざ服を着替え、少しメイクもして出かける。 自分を作って出かけて行く。 ありのままの陵介の姿で俺と居る。べらべらしゃべる訳でも無いが、陵介に取ってはやはり親と居る気持ちだ。 陵介は歳だから?と言うが、性への執着が薄れて来ている。 それは何かも分かる。言われる通り、親から抱かれて無い子は異常なほど性への執着がある。 陵介も俺も女性との関係は中学生の時だ。 彼女の事が好きか嫌いか?俺も陵介も好きだった。 しかし、好きだったが愛すると言う言葉は微妙に思う。 陵介は特に俺以上にsexを繰り返して来ている。ゲイビに出るまでは女性と、その後は売りもしてたから男性ととなる。 ずっと陵介は探してた。性関係から求めて居た。 しかし、そこには探しているものは無かった。どんなに身体を許しても、其所には探してる愛は無かった。 歳だからでは無く、陵介が求めてた愛が俺と陵介の間にある。 俺が出張で言った時だ。羽田まで陵介は迎えに来てくれた。 自分にできる事はする。陵介は俺を迎えに来る事は必ずしてくれた。その時だ、陵介の首回りにキスマークが散乱してた。 俺「やったのか?」 陵介「やっては無いけど、イチャイチャはした。」 俺「やるのはかまわないが、お前も仕事をしてる。それじゃあお前も良い様には思われない。俺は嫌だな。安っぽい人間にしか見えないな。」 陵介はしょぼんとしてた。 やりたきゃやれば良い。嫉妬と言うよりくだらない事をするな!と言う気持ちだった。 親である俺に良く見られたいと言う思いに陵介は変わってた。 精神的な愛情、俺の所へ来るには陵介なりにも勇気は必要だったと思う。当然の事だろう。 俺の所へ向かう車の中で無言だった。運転を交代しながら帰って来た。 俺「捨てる事は簡単だ。捨ててしまえるなら捨ててしまいたい。それがほとんどの人の本音。しかし俺はお前の事が大切だ。いとおしい。捨ててしまえないから、俺はお前を迎えに来た。」 重い出来から陵介は逃げて来た。仕方ないよと言うのは全て逃げだ。それで終わらせる事は出来ないのだが、仕方ないよで終わらせようとする。 前回にも書いたが、ゲイだがゲイが嫌いなのは、仕方ないよの世界に居る者が多い。 友人にも居る。仕方ないよーと言いながら開き直る。 どーせゲイだから、どーせはみ出し者だからと言いながら、好き勝手な理由をつける。 仕方ないなら仕方ないなりの対処をし、それを受け入れる必要があるのだが、自ら愛するのでは無く自己愛が強く、常に愛の欲求不満に居る。自分が思う相手、都合の良い相手としか接しない。 陵介もそうだ。ゲイの世界は都合が良かった。 自分自身が金になるのだ。 ウケを陵介はやってたか?其所に大きなヒントがある。 何故?ノンケのはずの陵介が出演して来れたし、身体を売っても来れたかだ。 乗っけから責める事は出来ないが、責められたら勃起もするし多少気分も出る。 好きでも無い事をするには、気分的なものが大切だ。 女との絡みのDVD以外、動画を2本除けば、タチをしてる3本を含め、全て相手から先に責めてもらってる。 タチをするにも相手からのリードだ。 相手から責められ、ようやく相手のフェラに入る。 俺自身の過去は陵介ほど様々な事はしては無い。多少の金絡みはあったが、触らせたりフェラさせたりで、飲み代をチャラにする程度。商売に入ってた訳では無いし、まだゲイ否定も強くあった。 陵介は身体を商売道具にした。 陵介「仕事としてなら出来たのに。」 その陵介の言葉は身体は売れても心は金では無いと言う事。 陵介なりに悩んだ時期もある。 最初は親子としてでは無い。陵介も俺を愛せる様になると言った。その言葉通り、確かに陵介は俺を愛してくれてる。 しかしそれは、恋愛と言うもののでは無く家族的な愛。 自分が受けてる事、わがままを言ってる事に気付いても居る。 俺の事が嫌いなら、逃げる事はいくらでも出来てる。 しかし、陵介は俺からは逃げなかった。逃げれなかったと言う方が良いのか?。 陵介はちゃんと俺の愛情を受けてるのだ。今までは許す事をして来たが、これからは許すだけでは無く躾でもあると考える。 甘えさせる所はしっかり甘えさせる。無理して大人にならなくて良いと許す。しかし、必要な躾はしていかないとならないと考える。愛されたい欲求不満を解消して行く事が大切。 昨日、一緒に買い物に出かけた。買い物をしながら翌朝の味噌汁の具材を選ぶ。 夜中の間食があり、朝は食べない事が多いが、味噌汁だけは必ず食べる。少しでも野菜を多く食べさせる為に、俺の作る味噌汁は具沢山な味噌汁だ。 陵介は車が好きだ。車の中は守られた空間だと言う。 車と一緒か俺と一緒。それが陵介の今の世界。 1人にしてしまった事が陵介を暴走させたのだと改めて気付く。 陵介は俺に居てもらいたい反面で、自由にもなりたいと言う気持ちだ。 しかし、自由にさせてた事の反動が連れて来る迄の状況。 再び身体を商売に使う事は無かったが、あのまま俺が捨ててしまえば、陵介は間違い無くまた身体を売ってしまわなければ生活は出来なかっただろう。 それをさせるつもりは無かったが、陵介と駆け引きをする中で、今の生活を維持するには身体を売れと強くも言った。 COPYRIGHT © 2015-2024 憲太郎. ALL RIGHTS RESERVED.
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