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夏から始まるStory 3


記事No.297  -  投稿者 : 虎  -  2022/03/05(土)01:04  -  [編集]
涼しい朝の風が心地よくて、つい2度寝してしまった。
徐々に気温があがり、汗がジワリと肌をぬらしたころ、ハッ!っと目が覚める。
昴がベッド横に座り、不思議そうな目でみつめていて、「なぁ、なんでそいば抱き締めとっと?」と。
「ん?」っと見ると、サンドバッグを抱き締めていて、「なっ、なんで?」と、思わずサンドバッグを昴の方に転がしてしまう。

「知らん?目の覚めたらサンドバッグのあっけん、ビックリした!」
「なんでサンドバッグ?」
「目…覚めたごたんな?」
「スバル…うん。サンドバッグにビックリして、何か目が覚めた!」
「そいにしても、久しぶりにヤリまくったな!」
「1年ぶり!」
「1年ぶりか!」
「まだ寝ろ!俺も寝っけん!」
「うん。」

昴に抱き締められ、逞しい大胸筋に顔を埋め、シックスパックに割れた腹を体に感じながら、また眠ってしまった。

眠りながら、俺とスバルが初めてヤッた時の事を思い出す。

まだ新型コロナが日本中で猛威をふるう前のこと。

ラグビーの朝練が8時30分過ぎ頃終わって、皆シャワーを浴び、バタバタとそれぞれの会社に出社していって、学生の俺達2人は残って筋トレ。

ベンチプレス200kgで何回上げれるか競いあってた時、昴が「なぁ、今日暑くね?終わったらさ、海水浴いこうや!」と言われ、即答で「行く!」と答え、海パンになるのを考えて念入りに全身をパンプアップ!

一通り筋トレが終わってちょうど昼。

品川駅近くで昼飯を食べながら話し合い、江の島方面に行くことに決定!
まずは海パンを買いにいく。

「ビキニにする?それとも…」と昴が言うのを遮るように「ビキニ!」と言うと、「はいはい…」と俺に赤いビキニを手渡し、昴は青いセミビキニの海パンを手にレジへ。

トイレに入ってハーフパンツの下に履き、一路江の島へ電車で移動する。


この頃、俺にも昴にも彼女がいたんだけど、2人でよく女をナンパしまくってた。
見た目がゴツすぎるせいかナンパは1度も成功はせず、結局2人淋しく真っ黒に日焼けして終わり。

そんな俺達が今回初めて逆ナンされたんだ。

「お兄さんたち、凄い筋肉!」「いい体してる!」と2人の女が近付いてきて、女2人に誘われて場所を海の家に移動。
雰囲気良くビール飲みのみ色々話してて、誘われるままラブホテルへ。

昴はロングヘアの女と部屋に消え、俺はショートヘアの女と隣の部屋に。
女に薦められるままコップに注がれたビールを飲み、一瞬記憶が途切れ、気付くとベッドに両手首と両足首を縛りつけられていた。

「ん?な?あれ?」
「目覚めた?」
「何で縛られてんの?」
「あんたさ、この子覚えてる?」
「え?」
「去年あんた達に遊ばれた美砂よ!」
「えっと…覚えてない…」
「ヒドイ…」
「なんて奴!」
「え?いや、本当に知らないんだけど…」
「そう。あくまでしらを切るのね。1年待ってた!また来るだろうって思ってね!じゃあ、覚悟しなさい!」
「え?」

ぞろぞろと柄の悪そうな女が5、6人入ってきて、いっせいに襲いかかってきたんだ。

「やっちゃえ!」の合図で一斉に体中をまさぐられ、海パンをずり下げられ、陰茎を握られて扱かれ、尻の穴に指をねじ込まれ、「触るな!いってぇ!やめろ!頼むから尻はやめてくれ!」と訴えたが聞き入れてくれる訳もなく、「直ぐに気持ち良くなるから!」と入れ替わり立ち替わり陰茎と尻の穴を弄ばれまくり、死にそうな程気持ち良くて、頭がまっしろになってしまう。

「あああああっ!あああっ!あああっ!」
体が激しくプルプルブルブルと震えてしまう。

陰茎も痛いほどにギンギンに勃起していて、尻の穴に入る指先が、前立腺をピンポイントで刺激しまくる度に射精しそうになる。

「簡単にはイカさないよ!」「凄い!筋肉ブルブルふるえて…チンチンもブルブル震えてる!」と女たちは楽しそう。

それが延々2時間くらい続き、1度も射精させてもらえず、汗だくで悶えまくっている所にアイマスクとヘッドフォンを着けた昴が連れてこられた。

昴のヘッドフォンを少しずらして「さっきのショートの子がそこにいるよ!あの子恥ずかしいって言ってるから、あたしが手伝ってあげる!」と昴に囁くと、ヘッドフォンをすかさず戻してニヤッとわらう。

「ハァハァハァ…やめろ!やめてくれ!ハァハァハァ…」と訴えたにも関わらず、女たちが俺の両足首を解放して股を開かせた。
「ハァハァハァハァハァハァ…スバル…やめろ!やめろ!ハァ…ハァハァ…」
「いくわよ!楽しみなさい!」と言いながら、昴をベッドに座らせた。

「やめろ!やめろ!スバル!スバル!」
「ハァハァハァハァ…」

女が昴の陰茎を握って、亀頭を穴にあてがうと、腰をグイッと押して俺の尻の穴にねじ込ませた。

「ああああああっ!」
「あああっ!スゲェ…中…スゲェ…」
「あああっ!…フーッフーッフーッ…」
「スゲェ…ハァハァハァ…締まりスゲェ!あああっ!」
「フーッフーッフーッフーッ…あああっ!あああっ!あああっ!」

スバルの腰がゆっくりと前後し始め、徐々に速度が速くなっていく。

そして、昴の凄まじいピストンが始まり、俺の頭は完全にまっしろになってた。

暫くして、昴が「あああっ!イクッイクッイクッ…」と射精する直前、アイマスクとヘッドフォンが外され、目が明るさに慣れて昴は絶句してしまう。

「ヨシアキッ!」
「ハァハァハァ…スバル…ハァハァハァハァ…」
「な、なんで?ハァ…ハァハァハァ…」

昴が陰茎を抜こうとした瞬間、「ダメッ!抜くなっ!あああっ!ヤベーッ!」両手首を解放された俺は昴に抱きついた。

「や…やめろ!あああっ!動く…な…あああっ!」
「ヨシアキ…あああっ!締めるな!あああっ!イクッイクッイクッイクッあああっ!イクッ!」
「あああっ!あああっ!あああっ!イクッイクッイクッイクッイクッああっ!」

亀頭から大量の白濁粘液が噴き上がり、俺自身の体に撒き散らしてしまった。
昴も陰茎を震わせながら俺の中に大量の熱い精液を流し込んだ。

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」と粗い息づかいで俺達が体を抱き締めあったままでいると、女たちが1人の女を連れてきた。

「美砂!仇はとったよ!」
「ありが…とう?だれ?この2人…」
「え?この写真の2人でしょ?あんたを弄んだのは!」
「こっちじゃなくて、奥の2人よ!」
「え?この2人じゃ…ないの…」
「違う。知らない人たち…」
「ハァ…ハァ…ハァ…おい。」
「あら?どうしましょ?」
「なぁ、ヤバくね?」
「謝って逃げよう!」
「ハァハァハァ…どういう事…かな?」
「オホ…ホホホ…。ごめんなさいっ!間違えました!」と言い放ち、俺達を残して女たちは逃げていった。

「ハァ…ハァ…ハァ…なんなんだよ…アイツら!…ハァハァハァ…」
「ハァハァハァ…スバル…スゲェ…デカ…イ…奥…奥に…当たっ…あああっ!」
「あああっ!ヨシアキ…締めるな…また…あああっ!」
「スバル…スバル…気持ちいい…もっと…もっと激しく…激しくヤッてくれ!」
「えっ?ヨシアキ…」

その瞬間、理性がぶっ飛んだのか昴の凄まじい勢いのピストンが始まった。

ホテルの部屋に、パンパンパンと卑猥な体と体がぶつかり合う音、ハァハァハァハァと粗い息づかいと、アンアンアンと悶える声が響き、「あああっ!あああっ!イクッイクッイクッあああっ!イクッ!」という絶頂に達した声も響いてしまう。
そして、翌朝まで何度も射精を繰り返し、激しく盛りあってしまった。

俺達それぞれの彼女からの着信を無視して。

朝、「シカトするな!」「無視するな!」とメッセージが。

結局俺たちはそれぞれの彼女と別れ、俺と昴は付き合うことになった。

その後、昴は故郷の両親から無理矢理お見合いをさせられ、俺との事を隠したまま結婚したというわけさ!

ふと、目が覚めると11時近くに。

「ん…ふぁ…ん?え?じゅ、11時だ!」
「…えっ?11時!いそがないと!」

バタバタと着替えを済ませ、食パンを1枚ずつ食べながら荷物をまとめていく。

「チケットは?荷物は?」
「持った!」
「よし、行くか!」
「おう!」

結局ギリギリまで寝てしまい、慌てて空港へと向かった。

つづく

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