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夏から始まるStory 5


記事No.299  -  投稿者 : 虎  -  2022/03/08(火)00:25  -  [編集]
それから暫くして、俺は長崎へと引っ越しした。
そして、初めて長崎で迎える大晦日。

スバルと初詣に向かっていると、深夜0時丁度に教会の鐘とお寺の鐘と汽笛が一斉に長崎港に響いた。

「スバル…教会とお寺と…汽笛?が…」
「昔から、大晦日の0時丁度になったら、同時に響きよるとさね!」
「凄い!なんか感動する!」
「小さい頃から聞きよるけん、感動はなかかな!」
「異国情緒ってやつだよ!」
「そっか!他県から来た人には新鮮かとかな?さっ、早う行こうで!」
「うん!」

神社に着くと、目の前には長い長い階段が!

「か…階段?何段あるの?」
「長坂やろ?何段やろ?」
「知らないの?」
「うん、あんまし気にしたことなかけんね!」
「そうなんだ。まっいいか!さ、行こう!」
「はいよ!」

長い階段をのぼって初詣を済ませ、本殿下に売ってた暖かい甘酒を買って飲み、来た道を戻り、コンビニでスナック等を買って帰った。

家に着いて…。

「寒いね!」
「待ってろ!ストーブに火ばつけてからホットチョコレートば作ってやっけん!」
「ありがとう、スバル!」

薪ストーブに薪を数本入れ、手際よく火をつけ、昴はキッチンに入って行った。

長崎港の夜景を見ながら、「長崎で迎える初めての正月かぁ…」と心の中で呟く。

徐々に部屋が暖かくなって、ボーッとストーブの火を見ていると、「お待たせ!」と昴が大きなトレイにマグカップ2個と、数枚のビスケットを小皿にのせてキッチンから出てきた。

ホイップクリームに、少し焼いたマシュマロの乗ったホットチョコレート。

一口飲むと、ふわっとラム酒の香りが。

長崎で迎える初めての大晦日。
隣には愛しの昴がいる。

「スバル…そっち行っていい?」
「おいで!」

俺は、絨毯の上に足を伸ばして座る昴の股の間に座り、寄りかかって抱き締めてもらう。

「スバルの体…暖かい!」
「そう?なぁ…キスすうで!」
「うん。」

体をずらして見つめあい、チュッ!とキスをした後、徐々に濃厚なキスを交わし、昴の手が俺のシャツの中に入ってきて、右手でシックスパックに割れる腹を撫で、左手の指先で左乳首を摘まんできた。

「ん…あ…んん…ああっ!はぅっ!あっ…乳首いいっ…くっ…ああっハァハァ…ハァ…ハァ…ああっ…気持ち…ああっ…ん…気持ち…いいっ…ああっ!」
「ハァ…ハァ…ん…ん…んふ…んふ…ハァハァ…んん…んふ…」

悶えながら、俺は尻に当たる昴の陰茎が、グッグッと膨らんでいくのを感じる。

ハァハァハァハァハァハァ…と、2人の粗い息づかいが部屋に響く。

そして、ガバッと昴が俺の唇にキスをしてきた。
しかも、昴の手がズボンの中に入ってきて、パンツの中の既にガチガチに勃起した陰茎を握り締める。

「あ…ああっ…スバル…」
「亀頭…ヌルヌルになっとる。」
「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ヤバ…ああっ…ああっ…」
「ヨシアキ…」

ガバッと向きを変えて昴の唇を奪うと、昴からも唇を重ねてきた。

むさぼるように激しく舌を絡ませながらキスを交わし、服を脱がしあい、脱いだ服を脱ぎ散らかし、昴が俺を抱き上げながら2階の寝室に。

キスをしながら階段を上がる。

ドアを開け、ベッドに俺を下ろすのと同時に、我慢汁が糸を引く亀頭を尻の穴にあてがうと、グイッとねじ込んだ。

「んあっ!」
「ああっ…ヨシアキ…」
「ああっ…入って…くる…ああっ…」

グッグッと徐々に亀頭が腸壁を掻き分けるようにして陰茎が入ってくる。

「ハァハァハァハァ…」
「あっ…ああっ…入って…くる…ハァ…ハァ…ああっ…ああっ…スバル…スバル…ああっ…ああっ…」

そして、昴が陰茎を根元までねじ込み終えると、グッグッと亀頭のカリまで引き抜き、ゆっくりと陰茎の根元まで押し込んでいく。

「ハァハァハァ…ふんっ…ハァハァハァ…ふんっ…ハァハァハァ…ふんっ…ハァハァ…ふんっ…」
「ハァハァハァ…あああーっ!ングッ!ハァハァハァ…あああーっ!グッ!…スバ…ル…もっ…ングッ!…と…ああっ…ハァハァ…ングッ…もっ…と…あああっ!」

数回繰り返したあと、徐々にピストンが激しく速くなっていった。

ハァハァハァハァハァ…

昴の激しい息づかいにあわせ、ギシギシとベッドが揺れ、激しいピストンにシーツを握り締めながら悶え、「アンアンアンアンアンアン…」とあえぎ声あげる。

昴の激しい腰使いは更に凄まじさを増し、最も感じる場所を刺激され、俺は意識が飛びそうになるのを耐えた。

しかし、昴が胸を鷲掴みにして揉みはじめ、親指の指先が俺の下を向いた乳首の乳輪をクルクルと撫で回し、乳頭を爪先でコリコリと引っ掻いたせいで、俺は絶頂を迎えてしまう。

「あああっ!あああっ!ヤッ…ああっ!あああっ!いいっ、気持ち…いいっ…あああっ!あああっ!ああっイクッイクッイクッあああっ!イクッ!」

ふいの乳首への刺激に、俺の陰茎は限界を超えてしまい、パンパンに膨らんた亀頭からダラダラと精液が溢れ出してしまう。

「ああっ…あっあっあっあっあっ…あああっ!」

そして、突然ビュッと噴きあがって昴の顔に当たったかと思うと、次々にビュッビュッと脈動を繰り返しながら、精液を撒き散らしていった。

そして、昴が「あああっ!あああっ!し…締ま…ああっあああっ!イクッイクッイクッイクッイクッ!アグッ…グッ…あああっ!」と絶頂を迎え、ガクガクガクッガクッと逞しい体を震わせながら果ててしまう。

熱い昴の精液が、俺の中に激しい陰茎のドクッドクッドクッという脈動と共に流れ込んでくるのを感じ、体を震わせながら昴にしがみついた。

それから、体を重ね合わせたまま眠ってしまい、目が覚めたのは昼過ぎだった。


つづく


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