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夏から始まるStory 8
記事No.302 - 投稿者 : 虎 - 2022/03/13(日)01:04 - [編集]
「何のつもりだ!虎太郎!」
「いいじゃねぇか!別に減るもんじゃなし!」 「どうしたの?スバル?」 「ママ、DVDば止めてくれんね!」 アンアンアンアン…と喘ぎ声をあげているのがヨシアキで、ハァハァハァハァ…と息を粗くして激しく掘りまくっているのが虎太郎だった。 「虎太郎…」 「虎太郎。これは俺を酔い潰した時にお前が撮したヤツだよな!秘密にするって約束だったはず…それに動画は消したはずじゃなかったのかよ!」 「そうだっけ?勿体ないじゃんか!それに、お前の事が好きなんだ!だから、酔わせて…」 「虎太郎!」 「す…好きって。…虎太郎!」 「スバル、ヨシアキ…なんだよ、その目は!」 「ヨシアキ…」 「スバル…帰ろう。」 「ママ、ゴメン。帰るけん!」 「俺も…」 「待った!虎太郎さん、あんたには残って貰うわよ!こっちはいいから、またね!そうそう、しばらく県の要請で店は休業するから!」 「わかった。」 「ママ、ゴメン。またね!」 「うん、おやすみなさい!」 「おやすみなさい!」 「おやすみ!」 気まずい雰囲気のまま家に帰り、会話することなく寝ることもできず、夜が明けようとしていた。 外はまだ薄暗く、微かに朝陽がのぼろうとしている。 ベッドで腕をくみムスッとした顔で、「ハァ…なんやろな…」と、不機嫌な昴。 「ん?スバル?」 「ヨシアキ…行くぞ!」 「え?どこに?」 「ユッコママんとこ!」 「そうだよな…聞いとかないと…だね!」 ユッコママの店に行くと鍵が開いてて、ドアを開けて中に入るとユッコママと虎太郎がセックスの真っ最中。 「ハァハァハァハァハァハァ…あああっ!あああっ!ユッコ…ママ…ああっ…締まりが…締まりが…あああっ!あああっ!ハァハァハァハァハァ…」 「アンッアンッアンッアンッアンッ!虎太郎!虎太郎!凄い凄いああっああっスゴッスゴッあああっ!あああっ!スゴいスゴいスゴいあああっ!」 あまりに驚いてしまい、立ち尽くしてしまう。 「えっ?虎太郎?」 「えっ?ママ?何で?」 「おいっ!ママ?ちょっと、どうして?」 「スバル…使用済みコンドームが8個…」 「は…8個?おいっ!ママ!虎太郎!」 「ゲッ…あっ!ああっああっ!アンッアンッアンッああっ…ハァハァハァ…見つかっ…あああっ!アンッアンッアンッ…」 「虎太郎…なんでユッコママとしよっとや?」 「ああっああっああっ…いや…なんか…あああっ!ヤバ…ヤバ…あああっ!イクッイクッイクッイクッあああっ!あああっ!ングッ!」 「あああっ!あああっ!あああっ!あああっ!アフッアフッアフッ…イクッイクッイクッイクッあああっ!あああっ!あああっ…」 ユッコママの精液が昴の頭と顔に飛び散った! 「うわっ!危なっ!着くとこ…ゲッスバル!ちょっ!ママ!スバルにザーメンが…」 「ああっああっああっ…あっ!ご…ごめんな…さい…ハァハァハァハァ…アフッ!」 「ハァハァハァ…あああっ!あああっ!」 ユッコママの精液が昴の頭と顔に飛び散り、虎太郎は体を激しく震わせてユッコママの中に射精し、そして2人は果てた。 「ハァハァハァハァ…」 「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」 ザーメンをぶっかけられた昴を見ると、鬼の形相になってて、「なんしよっとや!俺にザーメンば飛ばして!ワイたちは、俺たちがどがん気持ちでおったて思うとっとや!」と、オシボリで頭と顔を拭きながら大激怒で長々と説教! 1時間後、ようやく昴が落ち着いたんで、聞きたい事を聞いていった。 「要するに、嫉妬なのよね!虎太郎ちゃん!」 「うん。だって…だってスバルとヨシアキ…お似合いだし…」 「嫉妬て?何で嫉妬すっとや?ワイさ、大概モテるやっか!俺達よりモテるやっか!恋人もおるって…」 「居ない。付き合ってる人は居ない!ただ話を合わせただけ。告白したら!ヨシアキが俺をふるし…しかも、スバルと結婚って聞いて…」 「あーっ!もうっ!」 「スバル!落ち着いて!」 「なぁ、虎太郎…元のデータは?」 「あのね、ヨシアキ…」 「ママ…こいつに聞いてんだけど…」 「アタシが教えてあげる。」 「知ってんの?」 「実はね、虎太郎ちゃんスマホを海に落としちゃったのよ。」 「え?何で?」 「出島ワーフで海を見てて…亀がいたんだって!」 「亀?」 「亀…で?」 「ポロって、スマホが海に!すーいーぼーつーっ!」 「中のデータもマイクロSDのデータも全部パー!動画はマイクロSDの中だったから…」 「じゃあ…このDVDだけってこと?」 「そういう事!」 「このDVDだけ!」 「虎太郎…(怒)」 「スバル、落ち着けって!ところで?何で2人は?」 「その…酔った勢いっていうか…」 「何か…ね。虎太郎ちゃん、イケメンだし…押し倒しちゃった!抵抗もしないから…テヘッ!」 「…ハァ。…もうさ、付き合っちゃえば?」 「テヘッ!じゃなかろうが!もう…ヨシアキの言うごと、そがんせんね!お互いフリーやろ?」 「…どうする。」 「…こうなっちゃったしね!付き合っちゃう?アタシはいいわよ!虎太郎ちゃんマッチョで、エッチ凄いし!」 「俺も、ママと馬が合うっていうか…。じゃあ、付き合うか!」 「じゃあ、そういう事で!」 「ママ、遠距離?」 「あっ…俺、東京。」 「アタシは店あるし…」 「俺…引っ越す!」 「は?引っ越すとや?」 「マジ?俺みたいに、引っ越すの!」 「うん!ヨシアキとスバルもいるしね!」 「ハァ…ヨシアキ。」 「スバル?何?」 耳元で「何やったとや?凄い馬鹿らしかとばってん!」と囁いた。 「まぁまぁ…解決したって事でいいじゃん!」 「帰るけん!勝手にせろ!」 「じゃあ、帰るね!虎太郎…バイバイ!お幸せに!」 「バイバイ!またね!本当にお騒がせしちゃってゴメンね!」 「ヨシアキ…ゴメン。」 「いいって!まぁ…結構ムカついたけどな…チームメイトのよしみだ!許してやる!じゃあな!」 「…じゃあ。」 「ヨシアキも、またね!」 「ママ…風邪ひくよ!またね!」 先を歩く昴に追い付いて、チラッと顔を見る。 「なんね?」 「ねぇ、メシ食いに行こう!」 「腹へった!メシ!」 「ハイハイ!」 「何食う?」 「朝だし…モーニングかな!」 「おしっ!打倒モーニング!」 「打倒って、スバル…モーニングは倒せないよ!」 「わかっとっさ!」 「じゃあ行きますか!」 「レッツラゴー!」 「昭和か!」 「ハッハッハッ!」 俺達は朝メシを食べるため、浜町アーケードへと向かった。 あの騒動から暫くして…。 昴と通ってるジムに虎太郎も入会。 「おぅ!ヨシアキ!」 「おぅ!虎太郎!」 「虎太郎…太ったっちゃなかや?」 「えっ?判る?」 「幸せ太り?」 「へへっ!」 「筋力も落ちたとじゃなかや?」 「ハァ?スバル…言っていい事…」 「虎太郎、勝負!」 「おぅ!」 2人のベンチプレス対決が始まり、プレートはみるみるうちに180キロに到達し、昴は軽々と200キロをあげ、「みたか!」と汗だくで虎太郎を挑発。 「へっへっへっ!パワー落ちとっとじゃなかや!」 「なんだと!」 「虎太郎に負くっ気のせんばい!」 「くっそ!スバル!腹筋対決!」と虎太郎が言ったのをきっかけに、スクワット対決までやってしまい、今2人はベンチでぐったりしてる。 「アホか…」と2人を横目に、マイペースで筋トレしていった。 COPYRIGHT © 2022-2024 虎. ALL RIGHTS RESERVED.
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